『日々の映像』

2002年10月20日(日) 北朝鮮の核兵器の開発

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、拉致を認め、今度は核兵器の開発を認めた。「ケリー国防次官補が今月初め、朝鮮民主主義共和国を訪問して行なった米朝高官協議の際、北朝鮮側が核兵器用の濃縮ウラン計画を認めた」(10月17日 毎日)との声明を発表した。

 北朝鮮側が核開発を凍結する見返りに軽水炉を提供するとの米朝の合意は「無効」であると米側に通告したという。今日の報道によれば、米国は既に北朝鮮が1、2個の核兵器を保有していると認識している。

 2200万人の国民に満足な食糧の供給が出来ない国家が、核兵器の開発とミサイルの開発に巨額の資金を投じる・・・どう考えても正常な国家指導者が進めることではない。

 北朝鮮が核拡散防止条約や米朝合意などに違反したことで米国や日本、韓国などによる北朝鮮への援助などが困難になったと表明している。これは当然の成り行きだろう。

 今月29日に始まる日朝正常化交渉は、日本人の拉致問題と核兵器開発の2大課題に取り組むことになる。しかし、将軍様以外は、何も決めることが出来ない北朝鮮であるから、この交渉は何の成果もないままだらだらと続くだけだろう。

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石田ふたみ