| 2002年08月26日(月) |
発ガン性農薬使用でナシ焼却 |
日本で無登録農薬が使用されているとは驚いた。この問題の農薬「ダイホルタン」は1989年に使用が禁止されていたと言う。この農薬を白根市の果樹農家20軒が使用していたことが分かり、26日に6トン、27日に12トンを焼却処分した。
この問題は報道されたばかりなので疑問だらけのテーマである。通常は、このような問題が起きると、この農薬を製造したメーカーが報道されるのであるが、今回はそれがない。この農薬を使用している先は更に広がる雲行きである。
ここ2〜3ヵ月は、中国産の輸入野菜の残留農薬が大きな問題となってきた。この農薬名はクロルピリホスで日本ではシロアリの駆除に用いる毒性の強いものである。「人体に吸収されると中枢神経を阻害する。・・・シックハウス症候群の対象としてもこの7月に国会で使用禁止にされたシロモノ」(プレジデント9月号)である。
このクロルピリホスが中国の冷凍ホウレンソウから基準を大幅に越える農薬が検出されるに至った。東京都が行なった検査では基準値の180倍、250倍も検出されたと言うから、ここまで来ると「冷凍の毒菜」と言える。白根の梨の中にそんなに多くの残留農薬が残っていたのだろうか。
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