| 2002年08月11日(日) |
田中真紀子議員が辞職 |
違法の疑惑を持たれた政治家のドラマは次々と終焉を迎える。社会全体として好ましい方向に進み始めているのかも知れない。田中真紀子議員が8月9日疑惑を残したまま追い詰められるように辞職した。
どんなに政治に関心が無い人でも、この人を知らない人はいない。メデアが作り出したのか、この人は首相にさせたい常連の1人であった。小泉政権を作った立役者から外務大臣へ、そして、疑惑のヒロインに転落、四面楚歌でのあっけない退場。「最近まで秘書を務めていた人に実名で疑惑を告発されても、疑念無しと言い張った。」(8月10日 毎日)これではどう考えても田中氏の説明に無理があった。
政治家、企業を含めて、一定の勢力が瓦解していく時は、必ず内部の告発がある。昨日の日本ハムのことを引用するまでもない。
田中氏の場合は、前記したとおり、実名で登場する元公設秘書の批判がテレビ、週刊誌に登場する。この元秘書を名誉毀損で訴えられないのだから、田中氏に勝ち目は無い。ふと三国志に描かれた覇権(権力または財力で支配する)と王道(思想または徳を持って治める)を思い出した。覇権的な集団には、必ず内部告発があると心得るべきだ。
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