『日々の映像』

2002年05月30日(木) 溜息をつくようなニュース

 溜息をつくようなニュースが多い。時折報道されるがインドとパキスタンのカシミールをめぐる戦争は避けられないようだ。インドの首相がカシミールの最前線の兵士を前に「決戦の時が来た。この戦争に勝利する」(5月24日 毎日から)と言えば、パキスタンの大統領は「インドとの戦争が近づいて来た。最期の血の1滴まで戦う。」(同)と答えている。中規模な激突は避けられそうもない。

 昨年度の商・工業地の下落率が過去最大になっている。詳しくは省略するが日本不動産研究所が発表した地価調査によると「90年3月の地価を 100とした場合、商業地は15.9、住宅地41.0、工業地42.0%の水準に低下した」(5月23日 毎日から)というから大変なものだ。これは、6大都市の下落率であるが、商業地がわずか15.1%の価格まで下落しているから、この傷口をどう修復していくのだろう。

 企業への貸付残高の減少も溜息をつきたくなるようなテーマだ。「貸付残高の減少は、25兆円に達した」これは貸付残高の7.2%に達するという数字だ。日本人は絶えず同じ方向に進むという強さと恐ろしさがあるように思う。

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石田ふたみ