| 2002年05月02日(木) |
中国の輸出が激しい伸び |
毎日で5月2日から「巨龍その実像」と題するシリーズが始まった。この中から要点を2つ引用しよう。その1つは、溢れ出る人である。「国家統計局によると、仕事を求めて海外に出た労働者・ビジネスマンは昨年延べ695万人(前年比23%増)に達した。」という。1年で130万人も仕事を求めて人が溢れ出ているのである。 次に、世界の工場となりつつある輸出額に目を通してみよう。「中国の輸出は94年にはじめて1000億ドルを突破し、わずか6年後の00年には2000億ドルを超えた」(5月2日 毎日から)そして、01年は2662億ドルに達し、その地域別の輸出実績は次のとおりだ。4月23日の日経に掲載された「産業力」の中で京セラの稲盛名誉会長は「・・・競争心をあらわにした中国企業が仕掛けるデフレの消耗戦だ。中国で生産すれば生き残れると思っていた日本企業はえらいことになる」と警告していた。 対日本 450億ドル(約5兆8000億円) 対米国 543億ドル 対EU 409億ドル その他 1260億ドル 合計 2662億ドル(34兆6000億円)
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