| 2002年04月18日(木) |
共産 官房機密費の暴露 |
この標題は、4月13日の毎日に掲載されたものである。しかも、この官房機密費の「金銭出納帳」の全文が毎日新聞に報道されていた。鈴木宗男氏は外務省の内部資料で追い詰められた。今回公表されたこの金銭出納帳がどのような影響を与えるのか計り知れない。公表されたものは「1991年度の15億7989万円」(4月14日 毎日から)の官房機密費の10%弱である。新聞の報道によれば、加藤紘一官房長官(当時)が管理していた機密費の収支であることは明らかだ。
支出先は、「国会対策」「餞別」「パーティー」など、国家機密とは無縁の費目が並び、支出された議員は与野党に及んでいる。「国会を覆う政治と金の暗雲がまた広がった」(4月13日 毎日)と言えるのだろう。問題は、なぜこのような記録が共産党に流れるのかである。
先日も外務省の鈴木宗男に関するメモの流出は、1つの密告に当たると書いた。少なくともこの機密費の記録に接することが出来る関係者は数人に過ぎないと思う。誰がこの記録を持ち出したかも闇の中では困ったものだ。
官房機密費の15億円余りがどこに消えるのかと言う議論がある。しかし、機密費としての性格上この内訳が外部に流れること事態が問題といえると思う。
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