『日々の映像』

2002年02月27日(水) 松下今期赤字4380億円

 庶民が使用する家電などは、すべて、中国を初めとしたアジア諸国で生産される時代となった。松下幸之助の経営理念は通用しない時代になったのかもしれない。なにしろ、電気大手流通業者が大量のエアコンを中国に委託生産して、日本に持って来る時代である。「松下電気産業は、2002年3月期の連結最終損益が4380億円の赤字になる」(2月22日 日経から)と発表した。なにしろ、今期は、売上高が11%8400億円も減少して、連結営業損益が2270億円の赤字(前期は1880億円の黒字)となるのだ。 
 この流れを踏まえて、半年前から松下のリストラが発表されていた。前記の2270億円の赤字に加えて、「1万3000人の早期退職に伴う特別退職加算金1660億円、保有株式評価損1000億円」などが加わって、今期の赤字が4380億円になってしまう。松下電気社員の1割を超えるリストラは、時代を考えさせる象徴のようだ。
 ソニーは、ゲーム機のヒット効果で来期は2700億円の営業利益になるという。松下には「売れるヒット商品生み出せず」(2月22日 日経から)という背景がある。それにしても1万3000人の希望退職者、「同業他社が欲しがるような優秀な人材ががなり流出している」(同)という。リストラの後遺症は否定できないと思う。

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石田ふたみ