『日々の映像』

2002年02月23日(土) 金を逸したクワン・スルツカヤ

 ソルトレークシティ冬季五輪も終わりに近づいてきた。冬季五輪の花女子シングルが行われた。2月21日時点のショートプログラムでは、クワンが1位、スルツカヤが2位であった。私は、ミシェル・クワンのスケートに魅了されて、長野五輪の時を含めて、この日々の映像に3回ほど記述した。クワンのファンなので、フリーの演技でも1位となって金に輝くと確信していた。
 長野五輪の時はクワンが2位、スルツカヤが5位であった。その後の成績は表のとおりで女子のシングルでは、この2人が1位と2位を分け合うという実力振りである。よって、金と銀はこの2人で分け合うものと思っていた。しかし、勝利の女神はこの2人にはほほ笑まなかった。「春の気配が漂い始めたソルトレークに集まった1万6000人以上の観客は、一生忘れえぬ大逆転の証人となった。」(2月23日 毎日)との解説のとおり、クワン・スルツカヤの女王2人を飛び越えて、ショートプログラムで4位だった16歳のサラ・ヒューズが大逆転の金に輝いた。
 このサラ・ヒューズのしなやかな銀盤の舞、これが16歳とは思えない演技であった。思えば98年の長野五輪では15歳のリピンスキーが金メダルに輝いた。人は訓練によって、無限の可能性があるように思う。ヒューズは「3歳でスケートを始めた。・・・99年13歳で初出場した世界選手権でいきなり7位、翌年は3位、昨年も2位と順調に階段を上り、昨年の11月のスケートカナダでついにクワンとスルツカヤを破って表彰台の真中に立った」というから今回の金が偶然の出来事でないのだ。ヒューズの言葉を引用しよう「もっと心躍る瞬間をこれからも味わいたい。」   


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石田ふたみ