『日々の映像』

1997年01月29日(水) 重度障害の子供を持つ母たちへ

 今日数ヶ月振りに前橋への出張の予定を立てる。昨年10月22日に前橋を訪ねて時のことを思い出す。この日は約束の時間より1時間余り早く到着したので、近くの敷島公園を散策する。
日差しのやさしい秋の時

池は静かに佇み
子供たちの遊び声がこだまする
バラ園の花は咲き乱れ
散歩を楽しむ人
絵筆を取る夫人
素晴らしいのどか眺め
散策をしていると
車椅子の一団に出会う
そしてハッと息を呑む
そこには障害の子供たちがいた
15人余りの重度障害の子供たち
付き添う若き母たち

昨年出張から帰って次の短歌を綴った。

・いじらしい わが子を見ては 涙する 自分の運命 歎く時もや
・人々の 冷たい眼差し 浴びる時 悔しさこみ上げ 心に涙
・絶望を 感じながらも 立ち行かん 母性の魂 燦と輝け
・宿命よ 何故にあるのだ その人に 嘆きの母を 天も守れや


 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ