やんの読書日記
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ひびけ!とどけ!34人の声...
社団法人日本てんかん協会編
てんかんについては若いころから理解していたつもりでいた。 隣に住んでいた女の子が大発作を起こす子だったし 学生時代には講義中に発作で倒れた子を見ていたし 長女も軽度で今は完治しているが同じ病気を持っていたからだ。 けれども34人の手記は私の思っていたものより厳しく、つらく悲しい 病気であることによって学習の場や就職の機会が奪われてしまう 発作の現場を見られたくない、という本人や家族の つらい気持ちがのしかかってくるようだった。 教育の機会を求めて働きかける家族の人々 前向きに生きる本人の姿を読むうちに 自分の立場がいかになまやさしいものであるかがわかってきた。 周囲の人の理解を求めなければ。 それは人に優しくなるということ。 自分は関係ない、と逃げていないでもっとよく知ろう。
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