やんの読書日記
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サトクリフ作 乾 侑美子訳 評論者
サトクリフの初期の作品 女の子が主人公 鎧師のおじさんの家に引き取られたタムシンが 故郷から離れて居場所のない思いをしているのだけれど いとこのピアズやちびちゃん、おじさん、おばさんに 囲まれて過ごすうちに、自分の夢をかなえる手前までいく。 魔法使いのおばあさんがくれた赤いチューリップの球根が タムシンを導いてくれたのだ。
チューダー朝期のロンドンが舞台 大航海時代の幕開け そういう時代背景を下地にしていて テムズ川の流れや日の光 草花の香り、音楽など情景描写がきれいで 幸せな子ども時代のサトクリフの姿を見ているようだ
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