MOTOYANの日々題
DiaryINDEXpastwill


2021年10月28日(木) 中を作れ

「小では足りない、中を作れ」と漫才で聞いたことがあった。その時は、なるほど、その通りと共感した。使うたびにこの言葉を思い出しながら年月が過ぎた。そしてまさに本日、「押さえ続けると中にも大にもなる」ことを発見した。
日本のトイレは世界最高レベルで有名だ。使用後は自動的に水が流れて洗浄するトイレが多くなり、手動で水を流す方式は少なくなっている。古い公衆トイレやゴルフコースの途中にあるトイレ、リフォームしていない古い家のトイレなどに手動式が残っている。
タンクの横に大と小と書かれたレバーがあり、それを手で上か下に動かすことで水が流れる。一般的に上方が大でタンクの水がほとんど流れ出して水洗する。下方が小でタンク内の水が少量流れて水洗する。
レバーは不特定多数の人が触るし、場所が場所だけになるべく触りたくない。大の方向へはレバーを跳ね上げるだけで流れるので問題ない。小の方向へは押し下げただけでは少量の水しか流れない。だから「小では足りない」となる。
先日、小で利用後にレバーを下げたがあまりにも少量の水しか流れなかったので下げ続けてみた。するとレバーから手を離すまで出続けるではないか。衝撃だった。これまでこの操作をしたことなく「中を作れ」と思い続けていた。
このレバーは、上にはワンタッチ、下には押し続けだったとは今まで気がつかなかった不覚にショックだった。もうすぐこのレバーはなくなり、すべて自動になるころに気づく失態だった。あの漫才を聞かなかったら、もっと早く気がついていたかもしれない。世の中、まだまだ知らないことが多いものだ。


MOTOYAN |MAILHomePage