前
/
目次
/
次
金木犀より
2006年10月08日(日)
吹きすさぶ風に持ってかれた金木犀の香りが
誰かを虐めぬく
過ぎる考えは
美しいのか 汚いのか
判別もできなくて
誰かは小道を逃げ惑う
走り去る道の先には
また金木犀が降っていて
ここは爆心地 なのだ
誰かはそう気付く
胡散臭い季節を越えて
それでもまだ縛られる
この体が金木犀のように芳しく匂いたち
この心が潔く枯れればいい
誰かは願った
↑エンピツ投票ボタン
My追加
感想等、お願いします。
ひとこと
熊野
mail
home