前
/
目次
/
次
並木道歩いて
2002年11月26日(火)
「落ち葉を踏むとこうばしい匂いがするのよ」
お姉ちゃんは優しく言った
けど
私には
その匂いが
凄く嫌なにおいで
早く逃げてしまいたかった
お姉ちゃんは優しく笑って
高い底のブーツで
落ち葉を踏みながら
私が後ろにいるのを
確認して歩いた
私は下を向いて
色とりどりの落ち葉を見た
黄色
赤
茶色
どれも
くすんでいて
私には綺麗な色には
見えやしなかった
「落ち葉が一番この世で綺麗で悲しいものよ」
お姉ちゃんは
悲しそうな笑顔で言った
↑エンピツ投票ボタン
My追加
感想等、お願いします。
ひとこと
熊野
mail
home