バビロンまで何マイル?
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何とはなしにWikipediaを見ていたら、昔自分が好きだった漫画家の本にとんでもない高値がついてたのにびっくり。
当時2000円くらいの絵本(バイトして買いましたよあたしゃ)が1万9800円て。じゃあ、あの頃白泉社が出してた複製原画集なんていくらすんだろ。アレに入ってた天使のイラストをNOVELAがミニアルバムのジャケットに使ってて、それでNOVELA聴くようになったんだよな、私。
内田善美大好きだったんですよ私。描いてるとこ想像しただけで気が遠くなるようなものすごい繊細な絵でねー。私は「草迷宮」と「空の色に似ている」が好きだった。
どうやら作者が完全に連絡不能になっているようで、出版社も再発したいけどできない状態らしいです。捨てられないうちに実家から引き取ってこないといかんな、こりゃ。
音楽でもそうだけどさ、たまたま自分が持っていたものに高値がつくのって、ある意味複雑なところもあって。世代としての優越感みたいなこともないことはないけど、後追いで知った人なんてたまんないわ、これじゃ。
なんてことをつらつら書いてると、自分も限定フィギュアに喜ぶ人たちとそう変わらないんだなと。後で転売しようと思ってる人も多いんだろうけど、それよりもやっぱり、好きで買ってる人の方が多いだろう…と思いたいです。
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