消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1922年02月07日(火)

近くの園庭から

まだ回らぬ舌で可愛い声

だれかぁ〜 てつだってぇ〜  
 
・・・・

もう一度 聞こえる

だれかぁ てちだってぇ〜(少し舌が 回らない)

・・・

だれかぁ・・


それで終わった


諦めたのかな

誰か来てくれたのかな

自分でもう終わっちゃったのかな

誰かの手伝いに行ったのかも


小さな人の純粋さに教わる

大人はその「手伝ってぇ〜」 が言えなかったりする

その声に応じなかったりもする


あの子はきっと素直に育つのだろうな




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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