天窓が好きなのは覗かなければ何も見えないからそこにぽかんとした空間だけがある私の見たいものだけを窓を開いて見渡せる高い位置から屋根の向こうを見晴らせるそれは知らないひとの生活の向こう誰かがその下で人生を謳う泣いてる人もいるだろうね恋する人もいるだろうね何のつながりも無い人たちがいて街にぬくもりがあるさざめきがある猫の忍び足に小鳥が飛び立つ