消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

1st    index         new


1902年01月04日(土)

天窓が好きなのは
覗かなければ何も見えないから
そこにぽかんとした空間だけがある
私の見たいものだけを窓を開いて見渡せる
高い位置から屋根の向こうを見晴らせる
それは知らないひとの生活の向こう
誰かがその下で人生を謳う
泣いてる人もいるだろうね
恋する人もいるだろうね
何のつながりも無い人たちがいて
街にぬくもりがある
さざめきがある
猫の忍び足に小鳥が飛び立つ




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

* * * * * * * * * * * *        
* * * * * * * * * * * *        

− ささやかに −          

*  **  ***  ****        

日付は通し番号として記しています         


 *