声に出して読む事を酷く嫌がる。 帰宅したので朗読しようと思う。
もう 後戻りは出来ない 立ち止まる事はあっても 振り返る事は 絶対に許されない きっと 忘れる事は無い だけど思い出す事も無い それは絶えず 傍に在るのだから もし 時を戻せたとして 過ちを繰り返すのだろう 僕は罪と共に 君に出逢うだろう 時を刻もう 僕等の行く手に待ち受けるものが 例え 屍の山だとしても 好きなように詩を書く。 その指示に、苦しみながら産み落とされた物。 逃げるように帰った君が残した物。 何を伝えたいのだろう。 誰に伝えたいのだろう。 私に伝わる日が来るのだろうか。 カチャリ。
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