ムラカミ日記...ムラカミ

 

 

二律背反 - 2003年05月08日(木)

一貫性がナイ、
ということに辟易しながら息づいている。

他人を上下に割り振る人間を莫迦にして生きているのに
自分が劣っている証拠を穿り出しては傷付いている。
マイノリティを誇りながらも
マジョリティに憧れる。
何にも臆しないと言いながら
他人の言葉に酷く臆病だ。

結論を出したはずの
「  」だ、と片づけたモノさえ
気を抜くと頭を擡げる
其れで良いのかと詰め寄ってくる

ワタシがワタシに求めているのは

充足か無か
完結か瓦解か
破滅か醜態か
整頓か混沌か
理性か狂気か
苦か楽か
正か負かすら

見当も
つかないんだ。


見限れないモノが多すぎる。


ワタシの中には矛盾がひしめき合っている
ワタシはワタシの弁護をし切れない。
時折自我が悲鳴を上げる。
分不相応に高いプライド。
それは安全弁なのかもしれない。


気を抜くと空っぽの自分が居る
肉に付随する「ワタシ」など、
それだけでは鏡にも映らない。

鏡を覗く。肉がある。それしか映っていない。
目を細める。焦点が合う。

みっともないなぁ、と呟く。




...




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