19か20 - 2003年03月30日(日) 自分が至極詰まらない人間である。 と、いうことに気付くのに19年掛かった。 それでも、 自分は自分以外には要らない人間だ。 と言うこの上なく明快な事実にはワタシは20年気付かない振りをしている。 必要なモノと不必要なモノが視界を埋め尽くす。どんなものでも望まれて其処に在るのならばよかった。けれど客観的にも誰の主観的にも不必要なモノも限りなく在る。 世界は雑多だ。そうでもなくばワタシは自分の存在をどうやって許せばいいのか判らない。 所詮全てはマスターベーションなのだもの。 世界で一番ワタシを愛しているのも世界で一番ワタシを憎んでいるのも自分だ。呆然とする。 存在すら烏滸がましく感じるときがある。空気の無駄だ、と。誰かが叫ぶのに怯えている。 諦める振り諦めない振り。希望。絶望。目紛るしく立ち替わる其れにしがみつく。 なんて往生際の悪い。 マスターベーションは昇華出来ずに見苦しく蟠る。 疾っくに媒介物に見捨てられているのだろう。 雑音しか聞こえてこないスピーカーの様。 19か20でセカイが消えてしまえばいい。 ある日ぷつりと前触れもなく消えて終えばいい。 しがみつく。往生際の悪い。 飛び出そうな反吐を必死で飲み込んでいる。 今日も又。 ...
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