2007年10月17日(水) |
第639話 前に進むための覚え書き(1) |
ノアが股関節形成不全(であろう)と診断されました。 そうだろうとは思ってましたが、毎日の元気な様子に発症しないだろうと希望的観測を抱いてましたが、発症しました。
ショックで落ち込んでいましたが、私とノアが前に進むために冷静に判断するための情報を整理しておこうと思います。
落ち込んだり悲しんだりするのは3日でやめることにしました。 それは時間も体力も無駄だから。
一緒に頑張るんじゃなくって。 一緒に人生を楽しもうね。
【明らかな症状の始まり】
2007年10月14日(日曜)
私が帰宅したらいつも大騒ぎをするノアが伏せをしたままで尻尾を振って挨拶した。元気がない。しかし散歩に行くかと聞くと立ち上がって歩き出した。
歩いていたノアが5分ほどで急に「ヒンヒン」と痛そうに啼く。暗い道だったので 「どうした?おうちに帰ろうか?」というとそそくさと自分で方向を変えて帰宅した。
風呂場で足を洗い、最初に左前脚を手にとって拭こうとしたら 「キャンッ!」と悲鳴をあげた。
その後ずっと不自然におとなしかったが、何かの拍子にまたキャン!と悲鳴をあげる。
午後9時過ぎにかかりつけの動物病院に電話をし、留守電に事情を説明したところ折り返し電話があり、診察してもらえることに。
【診察と診断】
視診、触診、病院前の道路を先生がリードを持って歩く、レントゲン(麻酔無し)など1時間以上かけて診ていただく。
「股関節形成不全による痛みと思われる。とくに右後ろ脚が痛いのではないか。」
「かなり重症である。」
「健康な犬の股関節に比べて大腿骨頭がでこぼこになってしまっている」
「体型が逆三角形であること、お尻の筋肉が最近落ちてきてること、散歩してる姿を見かけたときの歩く様子などから心配していた」
【診断後の説明】
強い鎮痛剤を5日分、グルコサミンのサプリメントを1瓶処方される。 グルコサミンは1週間〜10日は朝夕2錠ずつ、その後1日1回2錠服用。
●元から治すには人工股関節の置換手術をすすめられる。 数年前からセメントを使わない手術がある。 知り合いの先生で川越にその治療の開発スタッフだった先生がいらっしゃるので紹介できるとのこと。
●東大でもその手術はやっていることを教えてもらう。
●グルコサミン・コラーゲン・ビタミンCなどが入っているそのサプリを飲んで、痛がってた柴犬が1年以上痛みを訴えないでいる例もある。
●治療費が大変高額(両脚手術だとおよそ100万)なので、飼い主の判断に任せる。
●「でももう7歳なのにそんな大きい手術で痛い思いをさせるのは迷う」と私が言うと 「まだ一生の半分が残っていると逆に自分は思う。人工股関節は15年ほどもつので死ぬまで使える。」とのこと。
●「どちらにしろ決断するまで時間はあるので十分考えて欲しい」ということでした。 手術を無理強いすることはなかった。
●お話を聞き終え、支払いを済ませ病院を出たのは午後11時ごろ。
翌日は鎮痛剤が効いているのか、ごく普通に過ごしていたが、動きにひねりが加わるような動作で痛みが出るらしかった。
はしゃいで喜びの舞を舞おうとしたとき。 おやつにレタスを貰おうと後ろ足で立ち上がろうとしたとき。 近所の人に体をなでられて嬉しくてジタバタしたとき。
3回悲鳴をあげたが、あとはおとなしく寝ていた。 散歩は歩いたり休んだりの半々で合計50分ほど外出。 外には出たがる。
股関節形成不全の兆候は次回。
同じことでこれから悩む人のための記録としてかかった費用も記録していこうと思います。
【明細書】 診察・処置 4000円 検査(レントゲン) 5000円 鎮痛剤(5日分) 2500円 サプリメント 4500円 消費税 800円
合計16800円
夜間診療代が入ってるのかな?入ってなかったら申し訳なさすぎ。
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