黒ラブ日記








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2005年08月22日(月) 第498話 「何か」は本当にいた。

かなり面倒なことになってます。


昨日の朝、長男と私とノアがリビングにいました。
夫と次男は泊まりでお出かけ。

長男爆睡。
私は日記書き。

するとTVの下から音がする。
それもカサコソとかいう軽い音ではなくて「コトンコトン」というある程度の重さと力がある生き物の立てる音。


「お兄ちゃん、TVの下から音がするよ。ちょっと見てくれる?」
「うーん・・・」

「ねえ、何かいるってば。」
「んー・・・」

ノアはTVの前に伏せをして、興味深そうにじっとTVの下のほうを見ています。
尻尾も振らず、息も荒くない。


長男は起きる気配なし。
出勤の時間になったので、気になりながらも家を後にしました。

すると長男から仕事場に電話がきました。


「リビングに小さいネズミがいる。」
「・・・・ひえー・・。お昼になったら戻るわ。」


昼、帰宅するとリビングは泥棒に入られたような景色。
「どうしたの?」
「ネズミがさあ、2匹いるんだよ。茶色くて可愛いのと、黒いやつと。どっちも小さいんだよ。
 だからリビング中のものを移動してネズミを捕まえようとした。」


「うぅ・・。夫婦者ぉ?我が家で子供を生むつもりじゃないでしょうね!?」
「しかも見てよ。ソファーの下がおがくずだらけ。齧ったらしいよ。」
「うぎゃー。。。」

小さい茶色のネズミは多分、田んぼで大発生してる野ネズミと思われます。
いったいどこから入ったのか。


ノアが落ち着きなくあちこちの匂いを嗅いでいます。


「ねえ、ノアはネズミを見たの?」
「それがさあ、時々ちょろっと顔を出すネズミに僕が気づくのに、ノアは気づかないんだよ。」


「気づいたら、それはそれで大変だよ。ノアが食べても困るし。。。」
「うっ・・・」


小さい茶色のネズミは、映画グリーンマイルに出てきたのとそっくりだったとか。
そして姿を消す直前、和室の隅の机の下で、こちらに首を向けて振り返り、じーっと長男を見つめていたらしい。


とっても可愛かったらしい。
長男は茶色のほうに「ミー」と名づけて「もう一度会いたい。」などと言っていた。


・・・・・そんな悠長なこと言ってる場合か。



神様、ネズミ夫婦が我が家で赤ん坊を産みませんように。
ノアがネズミを捕まえて食べたりしませんように。





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  如月 [HOMEPAGE]

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