2005年06月29日(水) |
第477話 わたしに出来ることは |
今朝、少し遅く家をでたら、私よりも早い散歩をしてるはずのL君と佐助ちゃんがいた。 474話で画像を載せた男の子たち。
「あれ?珍しいねー。」と話しかけたら
「Lがね、突然目が見えなくなっちゃったの。」と飼い主さんが目を赤くして教えてくれた。
11歳のL君、以前から白内障だったんだけど、昨日からいきなり全く見えなくなってしまったそうで。 「玄関に落ちたり壁にぶつかったり。。。全く見えないらしくて。。」 涙をこぼしながら教えてくれた。
「一緒に佐助と散歩にでたがるんだけど、怖いらしくて全然歩けないの。その姿を見てたら、不憫でねえ。」
こんなに急に見えなくなるのは、ほかの病気も考えられるからと、大きい病院を紹介してもらったそうだけど。
「明日、その病院に行くんだけど、もう年だし、原因によってはどうしようもないんですって。」 目を赤くして話をしてるその涙声を聞いてるだけで、私も涙がこみ上げる。
まえはね、こういう場面で、必死に涙をこらえながら笑顔で励ましたりしてたんだけど、最近はそれをやめたんだ。
だって、私に出来るのは一緒に悲しんであげることぐらいなんだもん。
だから一緒に泣きながら話を聞いてきた。
犬が年老いたり病気になったりしていくのを見るのはつらい。
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