黒ラブ日記








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2005年05月23日(月) 第460話 面白い

夕方、道路を渡って田んぼに入ったときに、田んぼの脇の家の車庫から車が出てきました。

その車は私たちが今入ってきた農道に車のお尻を入れて方向転換する気配。
その車、テールランプが吊り上った目のような形だったんですが、それがライトで光っているのを見たノアちんは・・・


ううううー・・・・ごるるるるるるー・・・


うわんわんわんわんわんっ!!(背中毛ぼうぼう)



でっかい顔が怒ってるように見えたらしい。


「大丈夫だから。怖くないよ。」
私がそう声をかければたいていは黙るのに、後ろを振り返りながらごるごる言いっぱなし。

怖がりだなあ。。。

でも、自分の体の何倍もある怖い目の顔がじりじり近づいてきたら怖いかと。
ノアちんにはこの世界がどんな風に見えてるのかなあ。


またあるときは、歩道を歩いていると、遠くから竿竹屋さんの声が聞こえてきました。

ノアは拡声器の声が怖いのです。

「灯油の寒太郎」が怖い。
「餃子の移動販売」も怖い。
「選挙カー」の絶叫は猛烈怖い。

いつもは背中毛ぼうぼうで怖がるのに、竿竹屋さんの場合は違いました。



「たけや〜〜 さおだけ〜〜」

はふはふはふはふ(そわそわしながら足踏み)



「30年前のお値段でご奉仕の・・・」

はしゅっ!ぶしゅっ!(勢いあまってくしゃみ連発)




「竹やあああ〜〜 さおだけえええええええ〜〜」

うおおおおおおーーーーーーん

  おおおおおおおーーーーーーーーん・・・






「古い竿竹も下取りいたします。たけやああああああーーー・・」


ウォーーーーーーーーーーーーーーーー

オォォォォォォォォォォォォォォーーーーー




歩道にお座りして、天に向けた鼻の先から胸まで一直線にして、胸の奥深くから共鳴させるように遠吠え。


信号待ちしているドライバーの方々に猛烈注目されました。


竿竹屋さんが角を曲がって遠ざかっていくと、いきなりスイッチが切れて
(さ、散歩散歩!)とばかりに何事もなかったように歩き出すノア。



面白いなあ。

一緒に暮らしだしてもうすぐ5年もたつのに見ていて飽きないよ。


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  如月 [HOMEPAGE]

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