2005年05月19日(木) |
第459話 ノアちん心の地図 |
ノアちんはびびり屋なんで、普段は交通量の少ない場所を歩いています。
ノアちんの心の中の地図は、自宅を基点として田んぼや静かな古い住宅街方面に広がってるわけです。
それも住宅街は夜遅くや早朝の地図が描かれてるわけで。
なのに最近は公園を出ると、静かな住宅街ではなく、駅方面に行こうとします。
「こっちに行きたいの?」と聞くと尻尾を振ってピョコン、と跳ねます。 (行きたいの!)ってところか。
いったいどこに行きたいのかと夕べは駅方面に向かってみました。
夜の9時ごろとはいえ、車や人通りの多いメインの通り。 ノアはビクビクおどおど振り返り振り返り歩きます。
駅に着くと、線路脇の暗い道を(こっちです。こっちです)と張り切って進み、ずいぶん進んだところで小さい公園でマーキング。
ノアが進みたがる道はおしっこをする場所があんまりないんだけどなあ。。。 (ノアは地面でないと用を足しません)
やがて夜の住宅街に入り、外につながれてる面識のない犬たちに吠えられ、飛び上がるようにして怖がりながらスタスタとかなりの速さで進みます。
怖がりながらも砂利の敷いてある場所やちょっとした草地などで必ずマーキング。 すでに膀胱は空っぽで、1滴2滴ぐらいしか出てこなくても時間をかけて搾り出すノアちん。
小心者のわりには野望があるらしい。
やがて自宅方面に向かって角を曲がり、見慣れた通りに出て家に帰ってきました。 とりあえずどっち方面に自分の家があるかはわかってるらしい。
あんなに怖がりながらビクビクしてるのに、なんでなれない場所に行きたがるのかなあ。 心の地図を拡大したいのかなあ。
「領土拡大!」「ノアちん参上!」みたいな。
とりあえず翌朝の散歩に出た犬たちは (ん!?嗅ぎ慣れない匂い発見!) (むぅ!いつの間に新入りが!)ということになってると思うよ。
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