2005年04月20日(水) |
第446話 一緒に行く! |
昨日の夕方、6時に店を閉めて帰宅したら、習い事に出かけてるはずのちびたがゲームをしていた。
熱い歓迎をしてるノアに声をかける余裕もなく、ちびたを叱る。 「朝、言っておいたでしょう。5時45分のバスに乗らないとだめでしょう!」 あわててレッスンバッグを探すちびた。習い事のことはすっかり忘れてたらしい。
(おかーさん、お帰り〜お帰り〜)尻尾を振りながら私の顔色をうかがうノア。
「送っていくから。早く車に乗りなさい!」 「はい。。。」
ノアは、せっかくお母さんが帰ってきたと思ったら怒ってるし、また出かけちゃうとか言ってるしで、もう大変な慌てよう。
ピィピィピィ・・・
私の顔を見上げながら張り付いて動き回るノア。 「あー、ごめんねえ、ちびたを送ってくるから、待っててねえ。」 話しかけたところで「おかーさん、また出かけちゃう」を確信したらしく、足踏みしながら
ひゃんっ!!ひゃんっ!!
なんとも情けない声をあげて抗議する。 (わたしはっ?わたしは?連れてってくれるのっ?)と叫んでるわけですよ。
「んー・・・・」迷う私。 すぐに帰ってくるんだけど、昼以来4時間留守番してたノアは一緒にいたいんだろうなあ、と迷ったら、その迷いを見抜いたらしい。
ずだだだだっ!シュタッ!
私の脇をすり抜けて玄関のたたきに飛び降りてドアを背にしてキラキラビーム。 (わたしも行くから!行くから!)状態。
可哀想になって 「じゃあ一緒に行こうか。」 「オン!」
「一緒に車に乗ってちびたを送っていこうか。」 「オン!」
すごく嬉しそう。
一緒に車に乗ったところでまたすぐに帰ってくるんですけどね。 ごはんを作らなくちゃならないし。 でも、それでもいいらしいよ、ノアは。 一緒にいられればそれでいいらしいよ。
小さい子供みたいだよねえ。
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