2004年12月24日(金) |
第403話 あの頃君は若かった |
とあるきっかけでノアの2歳の頃の黒ラブ日記を読み返して見ました。
・・・・日記が暗い・・・。
そしてノアの行動が若い。
あの頃の私はどんどん力が強くなって気も強くなっていくノアをもてあましていたところもありましたねえ。
ノアは2歳になったあたりに、急に変わったんですよね。 大型犬の成長は2歳ぐらいまで続くといいますが、今思えば体の成長だけではなく、心の成長もあったんですね。
ラブやゴールデンと暮らしているお客様も、2歳ぐらいのときに急に言うことを聞かなくなったとおっしゃる方も何人かいらっしゃいましたね。 そのこの性格にもよるんでしょうが。
それまでどの犬にもどの人にも尻尾を振って (遊んで〜遊んで〜) をやっていたノアが、ほかの犬との力比べをしたがり、私に対しても逆らうことが多くって (この道は嫌)と言ってみたり「来い」をしなくなったり。
自我の目覚めというか私のしつけの徹底してなさが露見したというか。
「犬の行動学」を読んで、子犬は遊び相手になってくれる父犬母犬に、繰り返し同じ行動をとって、相手が常に同じ反応をするかどうか試す時期があると知ったとき、すごく納得しました。
ある程度以上にじゃれついたり噛み付いたりすれば、間髪おかずにガッ!と親や群れのリーダーに叱られて学ぶわけで。 常に同じ態度でしつけができていた、とは言いがたい私は (ほんとにこの人がリーダー?) と思われてた気がします。
ノアに要求されてかわいさのあまりに要求に従ってたこともありましたし。
4歳半になった今、他の犬とすれ違っても、幼なじみの犬でない限りはまるでその存在が見えないかのように歩きますし、自分を好意的に見つめる人間以外には寄っていくこともなくなりました。
心が大人になったんだなあと思います。
あの頃の私がしつけで悩んで気をつけた成果なのか、またはノアの心が成熟して落ち着いたせいなのか。 ノアとの暮らしが穏やかでゆったりしたものになったのは嬉しいことですが、なんだか少し寂しいような気もしますね。
・・・なんちゃって。
いつ下克上の波が再び来ないとも限りませんね。 ノアに尊敬され、安心して頼られるリーダーをいつも心がけていかないと。
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