2004年11月22日(月) |
第389話 ノアちん、おまたせ! |
この2週間ほど、ちびたの学校のバザーにかかりきりでした。 仕事の合間に学校に駆けつけたり、半日休んで準備したり。
ノアの散歩はいつもと同じか、それ以上に行ってたんですが、ノアはなんだかやさぐれていました。
私が気持ちの上で余裕がなかったり、疲れきって寝てたりしてたものですから、長男や夫が行ける時に頻繁に散歩に連れて行ってくれてたのですが、ノアは納得いかなかったようです。
私が家事をしているときはそばに張り付いて座り込み、掃除して歩いてるときはぴったりとくっついて歩いていました。
私の心がノアに向かってないのに気付いていたんでしょうね。 ひっきりなしに私の顔を見つめて、ほんの少しでも私がぼーっとしてると
(おかあさん・・・おかあさん・・・)
体を寄り添わせてお手をします。 「よしよし、いい子ねえ。」 頭をなでるのですが、なんだか落ち着かず、不満げな様子。
疲れてる私にノアが張り付くのを見かねて長男がプロレスごっこで遊んだりサッカーして相手をしたりしても、帰ってくるとまた私に張り付いて。
私がホットカーペットの上でうつ伏せで眠ってると、ズタボロぬいぐるみのミミちゃんを引きずってきて、隣りでわざと少しずつ噛みちぎって見せたりする。
なんだかイラついてる様子。
やっとバザーが終わってほっとした今日、ゆっくりと散歩に行ってきました。 いつもなら時計を頻繁にチェックして歩くのに、今日は時計を持たずにノアの気が済むまで歩いてきました。
今、ノアは居眠りしています。 久しぶりに私から離れて眠っています。
私の気持ちが落ち着いたので離れることが出来たみたい。
不思議だね。 どこでわかるんだろうね。 私の気持ちがノアに向く余裕がなかったこと。 そしてやっと自分のほうに向いてくれたこと。
お待たせしました、ノアちん。 これからまた、いっぱい遊ぼうね。
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