2004年07月11日(日) |
第331話 今年もヤツが |
数日前のこと。 ノアを呼び寄せて体をなでながら 「んー・・ノアちゃんかわいー。いいこいいこ〜」 などとやっていた私。
ノアは満足そうに「ん゛〜〜」とうなりながら目を細めていました。
そしたら・・・ 私の指先に触れる小さな盛り上がり。 ノアの右前脚のわきの下にイボがある。
「ん?イボ?」 念のために毛を掻き分けて見ると、赤茶色の血豆がある。 「血豆だねえ・・・」
・・・・・・・・・?
・・・・・ちょっとまて。 血豆がここに出来るわけがない。
もう一度嫌な予感を抱えながら 目を近づけて確かめる。 ・・・・ヤツだ。 草ダニだ。。。。
ノアと暮らし始めて4年ちかく。 年に1度はコイツがやってくる。
1滴垂らす薬をしてないにもかかわらず、ノアにはノミがつかない。 公園でもらってきたこともない。 でも、この草ダニだけは年1ぐらいの割合で見つかる。
以前はへっぴり腰でこわごわコイツ取り組んでいた私だが 今は違う。(鼻息荒らし)
「よくも私の可愛いノアに食いついたわね」 そんな気持ちで行動開始。
薬箱から効きそうな物を探す。 『塗る風邪薬ビックスヴェポラッブ』 これだな。
指先にヴェポラッブをとり、直でヤツの体に塗りつける。 (これが出来るようになったところが我ながらすごいと思う) するとね 呼吸孔をふさがれるせいなのか、揮発成分がこたえるのか、 ヤツが急に動き出す。
無理に引っ張ればクチバシ状のところが千切れてノアの皮膚に残ってしまうので、慌てず観察。 頭を動かした段階でティッシュでくるむようにしてそっと引っ張る。
ずるっという感触でヤツが抜ける。 ティッシュを確認すると、中で苦しみもがいている。 大きさは全長3ミリ弱か。
そのままティッシュできつく包んで、さらにアルミ箔で硬くくるんで生ごみのゴミ箱へ。 ちょうどそのときに母から電話が来たので、私の冷静沈着なダニ駆除の話を伝えたら
「ばかね!なに生ぬるいことやってんの!焼き殺しなさいよ!その場で!」
・・・・・・・汗
さすがに子供時代に戦争を生き抜いてきた人は違うわ。 それ、気持ち悪すぎ。後味も悪すぎ。
でも、みんなはこの場合、ヤツをどう扱ってるんだろう。 焼き殺してるんだろうか?
いつも感心するのは、ノアはこういうときに絶対に動かない。 私が何か見慣れぬことをやっていても (お任せします) という感じで体の力を抜いてじっとしている。
動物病院でもこんな感じ。 野生の動物も、治療を受ける間はおとなしくしているって聞くけど、こんな感じなのかな。
それにしても。。。 夏場は散歩から帰ってきたら、家に入る前にブラッシングは必要だね。 最近さぼってたけど、再開しなくっちゃ。
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