MUSIC春秋
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 2008年04月30日(水)
目に見えないもの




ライブレポはあんまり喜ばれないと
わかってはいるけど
引き続きもう少し書かせてください。
一昨日の余韻がまだ続いていて
とても軽やかな気分なんです。
歌いたくなるような。
初めて聴いた友部さんの歌の一部も、
ライブでは何度か聴いているけど
まだレコーディングされていない
鈴木さんの『大人の子守歌』も、
しっかり耳と心に残っていて
何をしていてもつい、
声に出して歌いたくなります。

小さめな鈴木さんが
小さめのギターを持って歌った『大人の子守歌』。
一年前のソロライブで隣の男性にもらい泣きしたと
書いたのはこの歌を聴いた時のことでした。(参照)
初めて聴いたあの時と同じように今回もまた
この歌が会場にいる人たちの心をぎゅっと掴むのを
空気で感じました。
「ゲスト目当てで客が増えてもあんまり嬉しくない」
なんて声も聞こえていたその客席。
友部さんと同じ年代と思われる
人生&音楽の先輩たちも、
開演前までテキパキと鮮やかに仕事をこなしていた
明るく元気な得三のスタッフたちも、
みんなが彼の歌に惹き込まれ
その素っ裸すぎる言葉に共鳴して
心の垢がどんどん剥ぎ取られて行く。
それぞれの胸から熱が生まれ
空間がその熱でいっぱいになるのが
まるで目に見えるかのように
私も熱くなった胸と肌で感じていました。

このライブのこと
ずっと覚えていたいな。



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