MUSIC春秋
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 2007年01月21日(日)
宝物

楽譜の整理をしていたら
私が描いたメン募のPOPが
出てきました。
95年頃のかな。
今は無きダイエーの新星堂に
貼ってもらったものです。
イラストの上の小さい字は
「魂のビートをぶちまかせ〜」
です。


今日は特別な夜でした。
私の愛するSHO-TAことショーちゃんこと
田村直美さんがPEARLでデビューして
20周年を記念するライブ。
会場は名古屋のミュージシャンの登竜門であり、
ショーちゃんの思い入れも深い、E.L.L.。
名古屋でしかやらない企画だったため
全国からファンが集結しました。(多分。)
エルの前に出来た長い長い行列は
歩道橋の上まで続いていました。

このところショーちゃんは割と頻繁に
ライブ活動を行っているので
懐かしい曲も度々聴けてはいるけど
それでも今夜が特別だったのは
20年目の節目として演る方にも観る方にも
様々な思いが込められているから
だけではなく
PEARLの最初のギタリストである、
KAZUYAことカズちゃんこと大橋勇さんが
ゲストとしてショーちゃんの隣に帰ってきたからです。

20年の歴史の中でカズヤが在籍していたのは
最初のほんの2年ほどですが
私の思いには「最初」があってこそ
ここまでがあるので
その後のSHO-TAを支えた何人ものギタリストの方々とは
別の存在なのです。

カズヤは私と同い年で
私の高校の同級生の男子二人を正面衝突させたような
ルックスをしていて、白いシャツが似合って
クールであまり語らず、
ちょっと謎めいたところのあるギタリストでした。
ショータとケンカしてPEARLを脱退し
その後1年ほどで他のメンバーも全員バンドを
やめてしまうことになりました。
その後の紆余曲折は
長くなるので省略するとして
伊東たけしさんの所やジャズフュージョンの世界で
活躍していることは知っていたけど
二人がまたステージで共演することなんて
想像したこともありませんでした。

本当に本当に久しぶりに
あの頃よりもずっと優しい笑顔で
カズヤは私たちの目の前に現れました。

夢のようでした。

カズヤの優しいまなざしと
ショーちゃんの照れくさそうな笑顔に
二人の中の特別な絆を見た気がしました。

懐かしい曲の数々は
私も自分のバンドで何度も演奏したもの。
ベースが抜けてしまった時には
鍵盤の音色を真ん中で分けて
右手でストリングスやオルガンを
左手でベースを弾き
ドラムが抜けてしまった時には
タイコやシンバル1個ずつ
シーケンサーに打ち込んでシンセで鳴らし・・・
Cool Downのピアノソロを
初めて弾いた時は顔が真っ赤になったなあ。

田村直美名義の曲も
新生パールの曲も
どれも私の涙腺を刺激し続ける。
そして何よりもSHO-TAの笑顔。
これからもずっと歌い続けるって言ってくれたから
SHO-TAのこと好きになってよかった。
「PEARLは私の青春の宝物」だって
今まで言ってきたけれど
これからは「人生の宝物」と
呼ぶことに決めました。



田村直美 LIVE A GO GO!008
tamuranaomi A.K.A sho-ta sho-ta A.K.A tamuranaomi
〜20th Anniversary special〜
in 名古屋・大須Electric Lady Land

(ライブのタイトル長えよ!)



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