MUSIC春秋
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 2005年08月20日(土)
美術館へ

♪カンガサーラの夏の日/フィンランド民謡

落雷の影響で少し遅れて
乗り換え駅に入ってきた電車の
窓ガラスに雨粒。

その向こうは青空に
入道雲。

すいた電車でゆったり1時間、
お城の見える町へ
一人で行って来ました。
(誘った友人は忙しくて断られた)

目的は
メナード美術館の
東山魁夷展です。

絵は撮れないので中庭を。

美術館の楽しみは
建物と庭にもあります。
小さな美術館の
小さな中庭も

ひとつの作品のような空間。

空気も光も
澄んでいるように感じます。

美術館の中は
人でいっぱいだったのに
町は静かです。
電車で来る人は少ないみたい。

蝶々が楽しそうにお話しています。

「てめえこの野郎自分だけ
 あめえ汁吸いやがって。
 さっさとどかんかい。」
「うるせえ、嫌じゃ。
 あっち行きやがれ。」

市の名物が描かれている
ご当地マンホール。
この市の名物は?・・・

なんだかあれもこれも欲張りですね。

観音様、眠そうです。


東山魁夷展は近隣で開催される度に
足を運んでいるので
もう何度も観ているのですが
好きな絵は何度観てもいいのです。
特に印象深くまた観たいと思っている作品が
5,6点ほどあるのですが
今回は残念ながら規模が小さかったので
見事に1点もありませんでした。
その代わり今日また新たに
思わず息を飲むほど美しい作品に出会いました。
そこにはちょうど椅子があったので
私はそこに座って気が済むまでずっと
その絵を眺めていました。
それは私が初めて観た作品だったのかもしれないけど
過去にも観ていたのに
その時は印象に残らなかったのかもしれない。
前に観たときから何年も経っているとその間に
様々な経験をしたり色々な風景を観たりするので
同じ絵を観ても感じ方が変わるのかもしれないと
思いました。

東山魁夷展は何度行っても
老若男女、年代を超えたファンで満員。
それぞれが違う感じ方を
また時を重ねて新しい感動を
ずっとこの先も繰り返されて行くのでしょうね。



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