「にこにこばかりもしてられない。」
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2004年08月11日(水) スポッター

おかあさんの手術は無事成功したので
今日ICUから一般病棟に戻ってくる。

2時過ぎ、と聞いていたので行ってみたら
おとうさんがぽつん。

どしたの?
「かえってこん。おそい。」

・・・・。
「わかった。看護婦さんに聞いてくるから待ってて。」と座らせる。

受け入れ側の病棟で急患が出て人手が足りずに、お迎え待ちなのがわかった。
「おかあさんの様態になにかってことではないって。元気にしてるって。」
やっとほっとするおとうさん。
ほっとしたらなんで看護婦はそれを言いにこんのかと腹を立てるおとうさん。

予定から1時間遅れておかあさんが病室に帰ってきた。

70歳で5時間の開腹手術の術後1日目。
さすがにつらそうだけれど、さすがおかあさん。意識のしっかりしてること。
ベッドに移って体の向きを落ち着けたところで、
おとうさん、タオルとって、ティッシュそこに置いて、ゴミ箱は見えなくても入るところに置いて、と、
おとうさんに指図できる気丈夫さ。

おとうさんが「は?なにを?」といちいち聞き返そうとするので、
おとうさんの後ろに二人羽織のようにくっついて
「はい、タオル。これ、そこ、その顔の横。ゴミ箱そこの下。」と後ろ側からお手伝い。

私は「子どもが小さいから」と、実家の手伝いに呼ばれない外嫁だ。
実家には長男の嫁がいるから長男の嫁がそういう仕切りをすると手は出せない。

気を遣いたくないないから手伝い不要、というのはよくわかる。
だから考える。
何をどれだけ手伝えるかを。
その引き際を。
引き際をよく注意しながら隙間を埋める。
チアリーディングのスポッターを思い浮かべる。


おとうさんがベッドのいすに腰を下ろしたところで「また来るね。」と退室した。


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