「にこにこばかりもしてられない。」
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2004年04月22日(木) 野上がり

田植え、田植え。ウキウキー。

初めての田植えである。
田植えだよ田植え!と昨日興奮してたら、農家の娘奥さんに、
「あんたねぇ、なめたらアカンよ田植え。」と叱られた。

どえらいことらしい。

昨日のうちにゴム長が届いている。

まずヨレヨレの庭仕事ズボンをはき膝丈のゴム長をえいやと履く。
次にふちにひらひらのついた農家のオバサン帽子をかぶる。
よし、あとは、ゴム手袋だ!
冷たいお茶も持ったし、首にタオルも巻いた。
出発!


の前に、シーちゃんに見せてから行こう!

ピンポーン♪シ〜ちゃん!

ガチャとドアが開いて、電話しながらシーちゃんが出てきた。
電話の相手に、「ちょっと待って〜今、変なんきた〜!」

変なんとはなんです!変なんとは!

「ケータイ!ケータイ!」
シーちゃんはケータイをとってくるとガハガハ笑いながら写真を撮ってくれた。

「あとでみんなに回しとく!」
「えー!ちゃんと私にも送ってよ〜!」

ばか笑いしてたら、向かいの奥さんも出てきて、
「田植えかぁ〜。米もらうならてつだわなアカンでなぁ〜。」
「えー、もらわんよ?一袋1万円で買ってるよ〜?」
「・・・・・楽しかったらエエか・。」
「うん!」

はりきって田植えスタイルで車に乗り込む。
車の後ろでまだシーちゃんがよじれて笑っている。笑いすぎである。



田んぼに稲を植えると言っても、機械がやるので、実際のところ、私がした作業は、
・苗箱に水をまく
・苗箱に農薬をまく
・田植え機に積み込む苗を台をつけて渡す
・空いた苗箱を用水路でガシガシ洗う
・田んぼの脇の草の根をクワでおこして泥田にゲシゲシ蹴りいれて埋め戻す
・田植え機の植え残した隅っこにちょっぴり苗を植える
などなど。

田植え機に乗ってるのは農協のおじさんだし、
あぜで指示を出すのはそのおじさんの親戚のおばさんだし、
田んぼオーナーのお義父さんも田植えそのものはお任せなのだった。

ただ、お義父さんにしてみれば、
田植えに若いもんが集まってきて、あれこれとこまやかに周りで働いてる図というのが
大変に嬉しいのだろうと、顔を見ていて思う。

おとうさんがうれしいんだから、私もうれしい。
それに田植えはそれそのものが楽しい。

楽しくてニカニカ笑いながら手伝いして最後の稲を植えた。

農協のおばさんが、
「野上がりや〜。」
という。

なに?のあがり?

「そう。田植え終わることを野上がりちゅうんさぁ〜。アンタ、野上がりさ〜。」

野上がりの空はよく晴れていて気持ちいい。
あぜに腰を下ろして冷たいお茶を飲む。

「いい日でよかったなぁ。」
「ほんに、植え痛みせんでなぁ、こういう日に植えるとエエなぁ。」

昔は村中で田植えして一斉に野上がりするから、
野上がりするとみんなでいばら饅頭食べてお祝いしたんだそうだ。
春のささやかなお祭りごとなんだろうなぁ。

野上がり。みんな、いい顔していた。







夜、
・・・シーちゃんから写メールもらったお友達マダムから
「なんでそんな嬉しい顔やねん!」と、
続々突っ込みメール。

し、シーちゃん、ほんまに回したな・・・。




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