「にこにこばかりもしてられない。」
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2001年10月05日(金) わたしの中のこども

3人の子供を育てながら、
ずーっと、ひっかかっていたことがあって、
それは私の心の中のことなんだけれども、
ほったらかしはいけないなぁ、と、思っていた。


わたしの中にはこどもがいる。


子供たちにとって、私はお母さんなのに、
こどもが子供を育てている。


ふだん大人のふりしてるけど、
わたしの中のこどもは、
時々居場所がなくなって、
困ってる。
困った顔で、大人のわたしを見上げてる。

どうしたの。


誰でも、自分の中に「幼い自分」がいると思う。
何か言いたげな、幼い私。

わたしの中のこどもは、いったい何を考えているんだろう。
この子は私にしか見えない。
私がこの子を育てるしかない。
この子が育ったときに、私、ほんとの大人になれるのかもしれないな。


小さくって、幼い私に、聞いてみた。
何かして欲しいことある?
(いっぱい、だっこ)
と答えが返ってきて、びっくりする。
そんなこと思ってたのか、私。
甘えたいのか。私。

ああ。そうか。
わたし、小さいときから、大人に囲まれて過ごして、
大人たちはいつも忙しかったから、
ひとりで機嫌よく遊んでたなぁ。

うちの中で、私一人が小さくて、
大人たちに迷惑かけまいと思ってたのを思い出したよ。

大人の話に口を出すもんじゃありませんと言われてたから、
おなか痛いの我慢して、ひとりで泣いてたこともあったなぁ。
「だって、大人がお話してるときに、何か言ったらダメだって。」って言ったら、
「それとこれとはちがう。」って怒られたなぁ。

なすの煮びたしも、大嫌いだったけど、
おばあちゃんが作ってくれたの残しちゃ、
おばあちゃんが「おいしいのにねぇ」って悲しい顔するから、
無理やり口に詰め込んだなぁ。


大人にすごく気を使ってた。
いい子だった。大人にとって。
しっかりしてるってほめてもらえると嬉しかった。
つまんないことで泣いてたら、みんなから叱られた。


こどもなんだから、
しっかりしてなくていいのに。
泣きたいときに泣いていいのに。


わたしの中のこどもは、長い間ずっと、がまんしていたのね。




振り返って考える。
自分の子供に、わたしと同じ思いをさせてはいないか。
あの子達を、わたしは、ちゃんと自由にしてあげられてるのか。
わたしの中のこどもがあの子達を叱ったり、脅したりしていないか。


自分の子供たちを、すこやかに育てるために、
わたしの中のこどもも、すこしづつ、育てていこう。
一緒に育っていこうね、小さいわたし。


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