Mimi の映画感想記

2006年11月03日(金) The Break−up

ジェニファー・アニストン、ヴィンス・ヴォーン主演
米国、2006年、ラブコメディ

どうやらこの映画がきっかけでこの二人は交際するようになったらしい。
日本では未公開のようだが、ジェニファーの名前だけじゃ客を呼べないのかしら?
私はこの手の軽いラブコメって大好きなんだけどな。

ストーリーは、同居を始めたカップルが生活パターンの違いによりうまくいかなくなり、モメたあげくに別れてそれぞれの道を歩き始める、というもの。
アメリカ映画だからてっきり最後はよりを戻してハッピーエンドになるものと思い込んで見ていたからこの結末には驚いた。
でもまあ、「・・・ん?やっぱり、よりが戻りそう・・・かな?」という希望はもたせる感じだったけど。

ジェンは可愛くて、育ちが良いお嬢さんの役が似合っていてとても良かった。
一緒にバレエを見に行ったり音楽を聴きに行きたい、という彼女に対してちょっと品の無いヴィンスは一緒にアメフトを見に行ったりボウリングをしたい、というタイプ。
帰宅してすぐ缶ビールを手にどっかとソファに座り、テレビでアメフトを見始めるヴィンスは典型的な労働者階級のアメリカ人夫を演じているのだがちょっとステレオタイプだったかな〜。
でも、以前ならそれだけだっただろうが、今はこの「ビール、テレビでアメフト」に加えて「ビデオゲームで格闘技」というのが入っているので笑った。
あ〜そうか、やっぱ、ビデオゲームに熱中してる男って阿呆に見えるのねえ。
まあ少なくとも知的には見えないか。

最後のほうで、もう一度やり直したいと気づいて夕食の支度をしてこざっぱりとした身なりに着替えて待っていたヴィンスにジェンが
「・・・ごめんね。でももう、何も、残ってないみたいなの。」
と言うのがホロリときた。
ああ〜〜〜、わかるわああ〜〜〜〜〜、そうなんだよね、もう何も残ってないんだよね。
怒りも、悲しみも、愛情も。

映画館で見るほどではないけど、家で気楽に見るには楽しめるコメディだった。
シカゴの街並みが懐かしい方にもおすすめ。


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