Mimi の映画感想記

2006年07月07日(金) ディープエンド・オブ・オーシャン

原題 The Deep End of the Ocean (1999、米国)

3歳の時に誘拐された次男が、9年後、ふとした偶然から発見されて家族の元に戻ってくる。
しかし、空白の時間を埋め家族の再生を果たす道のりは困難だった・・・

という家族ドラマ。

ミシェル・ファイファーが母親役だがあんまりたいした事無かったな〜。
父親役のトリート・ウィリアムズは独断的な父親像をうまく演じていた。
警部役で出て来たウーピー・ゴールドバーグは、なんのために出てたのか良くわからん。

秀逸だったのは子役たち!
長男(19歳)を演じたジョナサン・ジャクソンが思春期のナイーブさと危うさを見事に体現していた。
ラストではジョナサンの演技で泣かされちゃったよ〜〜。

次男は3歳を演じた子もほんっと〜〜〜〜〜にかわいくて、こりゃ思わず誘拐しちゃうよなという感じだったけど、12歳を演じたライアン・メリマンが良かった!!
明るくて素直で、ああ、大事にされて育ったんだな〜〜という少年を演じてイヤミが無かったので、ちょっと陳腐な良い子すぎる台詞もむしろ似合っていて好感がもてた。

しかし、ミシェル・ファイファーの苦悩が多分メインだったのだと思うのだが、長男を主役にすえた方が良かったんじゃないかなあ。
登場人物それぞれに良く描けていた(いささかどれも典型的過ぎるきらいはある)が、そのせいでちょっと散漫な印象。

でも、息子を持つ母親としては感情移入しまくりで後半20分くらい泣きっぱなしだった私から言われたくないか。



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