面白い。
本気でお勧め。
ヘンリー・フォンダ主演。 いやぁ〜〜〜、これは、面白かったっっっ!!!! 機会があったら是非是非見て!!
なんせ1957年の白黒映画なので、いくら「名作」と言われてもねえ〜、と、ほとんど期待せずに見たのだが。 これがテンポも良くて全く古さを感じさせず、面白かった〜〜!!!! 1時間半、あっという間でした。
舞台は陪審員達が話し合いをする部屋のみ、事件の説明もすべてセリフのみ、という密室劇なので監督と役者の力量にかかってるという感じの作品だったが。それがかえって緊迫感をあおって良かった。 事件の様子なんかを再現して映像で見せていたら、かえって安っぽかったかも知れない。
12人の陪審員全員が合意しなければ判決を下せないが、ひとりだけが反対意見を出す、というのはデミ・ムーアの主演映画でもあったな、そういうの。あまりにくだらなかったので題名忘れちゃったけど。あれ、そうか、この映画のパクリだったのね。汗かいて暑い部屋だったのも似てたような。
この映画のことを少し知りたくて検索していたら、97年にジャック・レモン主演でリメイクされてたんですな。 うん、ジャック・レモンならイメージ合うかも。今度見てみよう。
三谷幸喜も「12人の優しい日本人」というパロディ作品を作っているそうで、それも見た〜〜〜い!!ビデオになってるのかな? 言われてみれば、三谷幸喜の得意そうなシチュエーションだものねえ。室内から1歩も出ず、役者のセリフだけで話が進んでいくのって。なるほどね。
でも、結局この被告人の少年がほんとうに父親を殺したのかどうか、ということはわからないわけだよね。 陪審が無罪の判決を出しても、結局最終決定権は裁判長にあるのでこの判決が覆る可能性もまだあるわけだが。とか、色々思ったりして。 でもこの手の「陪審制度は素晴らしい!民主主義バンザイ!」という主張は、アメリカ人の大好きなテーマだからな。あそこで終わって、ヘンリー・フォンダかっこい〜、ってとこでいいわけだ。
古き良きアメリカに、一票。
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