a fish called datsu -だつという名の魚-
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2001年06月23日(土) 最近片手間に見た映画

 『エイミー』という映画を見た。ロックシンガーのパパが目の前で感電死したことがショックで、人と話が出来なくなった女の子エイミーのお話。近所に住むミュージシャン志望の青年や隣の男の子と歌でコミュニケーションを図るうちに、エイミーは少しずつ心を開いていく。周りの人たちとの交流も悪くない。ただ、中盤の誘拐のエピソードは何だか取って付けたような感じがするし、オチもおめでたすぎる。それよりも音楽業界の奴らや教育委員会に対する、エイミーのママの名誉の回復を描いて欲しかった(児童映画に多くを望み過ぎか)。ついでに公文式のCMの曲も聴けるこの映画では、殆どの登場人物が歌っている。エイミーの年齢であれだけ歌える子をキャスティングするのは、大変だったんじゃないだろうか。

 片手間に見たといえば、『トゥルーマン・ショー』もそうだった。あの映画も、ついぐんぐん引き込まれて最後まで見てしまった。何もかも程良くコントロールされた世界で、つつがなく生きてきたジム・キャリーが「外の世界」があることに気付いてしまう。確かに、人生を全部テレビで全世界に中継されてしまうというのは極端でも、生活風景がバラエティとして放送されることは増えた。国によっては、性生活やトイレの中まで放送すると言うし。でも、あの映画のエド・ハリスは融通の利かないプロデューサーである。『電波少年』などでも、ハプニングが起こったときが一番視聴率がとれるのに、あくまでハプニングを起こさないように努力しているのだ。彼はジム・キャリーを愛するキャラクターというより、彼を思い通りに動かす方がきっと好きなのだろう。

 唇の荒れの方は、良くなったと思って口紅を塗ったら、ますます悪化して膿が出るようになった。もうしばらくは口紅をぬることを止めることにする。


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