おならでぃず
ライブ&映画のくり的感想。

2003年06月11日(水) 『BULLY』@シネセゾン渋谷

『BULLY』2001アメリカ
 監督:ラリー・クラーク
 原作:「なぜ、いじめっ子は殺されたのか?」ジム・シュッツ

ラリークラークの最新作です。93年に実際に起こった事件が元だそうです。
荒廃した10代の若者に対して、だからどうしろってことを提議してるのではなく、
ただただリアルに映像化されているところが、ぎくりとさせられてしまいます。
他人事で、まったく無関係な世界の出来事とは決して思えないリアルさ。無言。
そしてやっぱり過激といえば過激なので目を被いたくなる部分もありますが、
内容とかそういうとこは置いておいて、映像と音楽の融合はさすが!って感じの
ラリークラークでした。この映像の感じとか、ここでその音を使うという絶妙さ
とか、すごいかっちょいいです。冷静な目がクールだし、押し付けがましく無いし。
色使いとか、ものすごく好みです。やっぱり目が離せない監督ですね。
いろいろいろいろ過激ですけども(笑)


 past  INDEX  will


くり [MAIL] [HOMEPAGE]