2003年06月10日(火) |
「しまいこんでいた歌」@紀伊国屋サザンシアター |
「しまいこんでいた歌」2003 劇団俳優座@紀伊国屋サザンシアター 作:山田太一 演出:安井武
最近ハマりにハマっている山田太一作の御芝居があることを知り、ぴあで 調べたら6/4〜15までやってるってのを知ったのにすでにほとんど売り切れ。 これから前売りを買えるのが10日と12日の昼だけの状態でしたので、仕事を 半休して行くことにしました。まだ申請もしてないのにチケ購入(苦笑) なんか3列目と後ろの方があったので3列めにしました。ラッキー。
タイトルが「しまいこんでいた歌」ということで、そこからすでに太一節。 観ながら各々が持っているしまいこんでいる歌について、考えていました。 果たしてそれを、しまいこんでいる状態こそがいいのか、表に出すことがいいのか、 私にはよくわかりませんが、表に出てこないからこその大切な歌というのもある のではないかしら、と自分では思っているところがあって、そこが山田太一氏の 書くものにひかれてしまう要因のひとつでもあるのかなって感じなのですが。 自分が持っているものについて、というよりは、周りの人たちの感じていること、 ことばに出さないけどこの人はいったい何をもっているんだろー?と考える時に 言いたいことはあるけどそれをことばに直接出すということについての抵抗を 感じる人がいたり、思ったこと(?)をそのまま出せる人がいたり、これはもう どちらが正しいとかじゃなくて、こっち側とあっち側というか、人それぞれの 生き方とか考え方とかで。これって大きく分けて2種類あって、現代はどちらが 生きやすいかってくらいのことだと思うのだけど。私はついつい、見えないことに ひかれています。だから音楽とか映画とか小説とか好きなのだと思うのですが。 実際は、そんなこと言ってる自分の中身が何もないってのが辛いとこ?(笑えない)
|