◆KALEIDOSCOPE◆ |
◆Written by Sumiha◆ | |
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そして今日もまた日が暮れる。 | 2004年09月17日(金) |
(手先ではなく)器用になりたいと思うものの。そこに行き着くまでの道程を考えると今のままでいいやと目をそむけて投げ出してしまう。これじゃあ成長できないよ。あたりまえだ。だけど変わりたくないと思う自分も確かにいる。しがみ付いているのは自分だけなのに。私だけ取り残されているなんてナルシストもいいところ。歩き出さないのは私自身の意思のくせして馬鹿げた茶番もあったものだ全く。 文章には書き手が確かに投影されている。例えば普段の生活ぶりや趣味嗜好、内面が面白いくらいによく表れる。なんて堅苦しいことは抜きで(書くのが面倒になったとも言う)、要するにまた自分より年下の方が書かれた文章を読んで惚れつつも我が身を省みて情けなくなったのですよ。修行が足りない。毎日書いていないから仕方ないな。そうなんだけど。書くことに貪欲にならなければダメだ。 先日も書いた通り静かすぎる夜は眠れないので嫌いですが(どうにも落ち着かなくて背筋がざわざわするんです)、夜歩きするには騒がしいよりも静かな夜が好きです。物騒でないなら毎日でも外に出たいと思うくらいには。昼間は騒々しい場所も夜が更けるとしんとする。明かりも消えて廃墟のようで、ゴーストタウンさながら。尤も街灯やら何やらで真っ暗闇ではないんですが。その中を歩くのはとてもいい気分です。新雪に真っ先に足跡をつける気分にも、誰もいないプールで一人ぷかりと浮かんでいる気分にも似てます。誰もいない寂しさと独り占めできる喜びと、自分しかいない開放感と夜歩きの行為への後ろ暗さと。(時代が時代ですから夜歩きは風流では済まされないでしょう。苦笑)ひっくるめて好きです。誰に気を遣わなくてもいい。誰に見られる心配もない。人の目を気にする必要のない環境と言うのは楽でいい。草木は眠っても人間が起きている丑三つ時、そんなことを考えながら眠れない夜を今日も過ごします。午前三時半過ぎに来るなんて気が早すぎますよ新聞屋さん。(見当違いの八つ当たり) | ||
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