KALEIDOSCOPE

Written by Sumiha
 
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  世界は歪むのも惜しまずに


2004年06月06日(日)
 



◆愚痴。

なんだかなくしものばかりしているような気がしますよ。何が一番大切かはわかっているのです。でもそれをなくしたからって他がどうでも良くなるわけじゃなくて。どんどん欲張りになっていく。ひとりの人間の手に負えるものなんて上限は最初から決まっているのに。だからもう面倒になってしまって、抱えてる重さに耐え切れなくなって全部を投げ出したくなる。たまに。独りになりたくなるのは、そういうとき。

奪ってくれれば良かったんだまだ子供のうちに。恐怖を知ってしまった今じゃ自分から捨てられない。ギリギリではない位置で、崖っぷちとは程遠い場所で立ち竦んで身動き取れなくなっている。捨てたいのかしがみついていたいのか、自分の望みが何かすらわからなくなって、いつまで立ち止まっているのか。吹っ切るのは簡単で、歩くのは歩き出してから拍子抜けするほど簡単なことだったと気付く。留まるのはつまらないちっぽけな意地が残っているから。どうしようもなく愚かだとわかっていてもその意地さえ後生大事に抱えているのだからしょうもない。

足があるのに歩かないのは怠惰かな。目があるのに必要以上に眠り続けるのは逃避かな。

今日は雨が降って少しだけ涼しかったです。なのに明日は気温が上がるって本当ですか。やだなあもう。暑いと本当うごきたくない。だらけに拍車がかかる。



BGM
鬼束ちひろ
Sugar High
(本当は「This Armor」を聴きたかったんだけど)
 



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 廻れ廻れ独楽のように  
 止まった時が命尽きる時  
 廻れ舞えよ自動人形 
 踊り疲れて止まるその日まで