KALEIDOSCOPE

Written by Sumiha
 
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  認めることは失うこととイコールではない


2004年04月04日(日)
 



◇ざつだん

なんだか日記を書くのは久しぶりの気がするであるのことよ(何語ですか)。

ここ一ヶ月ほど唇の両端が切れて痛かったんです。脱線。これって立派な病気らしいです。まさか病名なんてついてないだろーなと好奇心で調べたら医療系のサイトに書いてありました。ようやく治ってきました。良かった良かった。単にそれだけなんですが。だってほらモノ食うときに大口開けられなくて困るじゃないですか。あたま働いてない朝食の席でパンを食べる時なんてもう。気持ち的には寝違えたのを忘れて首をぐっきりとやってしまった(笑)時の気持ちに似てます。

病気と言うか怪我つながりで。指は治ってきました。何事も無かったように腫れが引いてます。結局なんだったのだろう。やっぱ虫刺され?

先週のテレビの予告では六時に時間変更とあったのですよ。ところが当日の新聞(のテレビ欄に)は五時半と書いてあるのですよ。私は新聞を信じて(つか先週の予告のことなぞすっかり忘れていた)五時半にビデオを設定した筈……なのですがなんで五時から録画されているんだろう。しかも新聞のテレビ欄に載ってる通りの番組なのかこれは。つか五時半すぎても録画されてるんですが。その上、五時半に始まるべき番組ではないし。なんなんだ一体。つまりは先週の予告通り六時に始まっていたと、そういうことなのですか。よぐわがんにゃい。

BLACKBLACKっつーガムがあります。眠気覚ましのアレです。効かない。(笑)初めて一枚食べてみた時の感想:うわ辛ッ! 舌が痛いぴりぴりするもうこれ食べられないでも捨てるの勿体無い(貧乏性)友人H(仮名)はよくこんなの続けざまに食べられるなあ。と扱いに困っていたんですが。人間慣れるもんですね。二枚目からは平気で食べられました。麻痺したんだろーか。効かないのも麻痺したから? てゆかガム食べよーがコーヒー飲もうが頑固な睡魔は去ってくれませんですよ。眠れない時は眠れないのに。

ドット絵にハマったっつーのは何日か前に書いた通りです。自分で描くだけでは飽き足らず素材屋さんをぐるぐるまわってます。楽しいv ただ見るだけでもいーもんです。どうやって描いてるんだとただただ尊敬。アニメGIFなんて見た時には脱帽モノです。すげぃ。世の中にはすごい人がたくさんいるんだね。あちきもがんばらにゃー(だから何語)。

他人のメガネやグラサンってどうしてかけたくなるのだろう。

きょーの日記のタイトルはまあ気にするなということで。いつものごとく何も思いつかなかったのさー。タイトル付けるの苦手だ。小説ならまだしも日記は(日記と言えない内容のせいもあって)どんなんにすればいいのやら皆目見当もつきませんのじゃ。

日記を久しぶりに書いた(気がする)せいか長文を書きたい感じ。こういうときには、



◆さーくらさいたらいちねんせーい

 ざぁっと風に舞う。
 花の名前は知らない。白に限りなく近いピンクの花びら、葉は無い。枝に無数の花を咲かせている。幹の太さは大人三人が両腕を伸ばしてようやく届くといったところか。
 花が咲いているのに葉が無いという珍しい木だ。そんな木がここには何本も植わっていた。
「……もったいない」
 隣のアメリアが呟いた。おそらくは独り言だ。本人はぼうっと花が散る様を眺めているから。
 散る花を惜しむ言葉ではないだろう。なにを考え、もったいないと言ったのか。なんとなくわかってしまった。たぶん彼女は――――。
「なーに笑ってるのよ」
 小突かれた。無意識の内に笑っていたらしい。
 拳がなおも笑うあたしに突き出される。パチンと受け止めてぱっと手を離した。
「んー? どうせガウリイのこと考えてたんでしょ」
 アメリアは照れもせず否定もせず、あっさり頷いた。
「見事な景色じゃない。見られないなんてもったいないわ」
 ときどき、うらやましくなる。素直な感性と思ったまま正直に言える強さを。
 木々に向き直った彼女に倣いあたしも花を見つめる。
 たしかに見事な景色だ。散っても散っても無くならないのではと思えるほどの花吹雪。ごうと風が唸り一斉に散る様も、微風にはらはら散る様もどちらも綺麗だ。
 風に踊る花が楽しげに見える。季節のせいか、陽気のせいか。
 地面は散った花びらがふかふかの絨毯を作っていた。不用意に歩くのを躊躇ってしまう。黙ってこの景色を見つめていたいという気にさせられる。
 花びらの絨毯を踏み荒らし歩き回るよりも、むしろ……。
「一緒にいなくても幸せになれるのよ」
 今度は独り言ではないようだった。アメリアは花から目を離していなくても、言葉をしっかりあたしに向けている。
「ふたりで見られなくて残念だとも思うんだけど。でもね、例えばこういう景色を見せたいなって思ったり、来年は絶対ふたりで見ようって思ったり、見せた時になんて言うのか想像するだけで幸せになれるの」
 いなくても幸せ。それは決して、いなくても良いという意味ではない。
 孤独は心を追い詰めるものではなく、何が、だれが大切か教えるもの――――か。
 散る花を終わる命として惜しむのも悪くない。だがそれよりもこの景色を見せたい人を、共に見たい人を想うのも良い。
 たまたま目の前に降ってきた花びらを手の平で受ける。
「風花みたい」
 花びらはあとからあとから落ちてくる雪にも見える。奇しくも空には薄い雲がかかっている。雪が降るときの空に似ている。
「これは雪じゃないわよ」
 現実的な突っ込みに抗議も反論もしない。「そうね」ただ首肯した。
 そう、降っているのは雪ではない。雪のように冷たくない。いまの季節も冬ではない。
 降るのは花びら、いまは春。
 少しは彼女を見習うべきかもしれない。
 足を動かさないよう注意してそっと腰を下ろす。淡いピンクの絨毯の上にごろんと寝転がった。
 せっかくの完璧な景色だ。歩き回って景観を損ねるより寝転がって景色を堪能したい。
「リナ?」
 晴れていなくて良かった。太陽が出ていたら眩しさでまともに見上げられない。
 上方を指差す。
「こうして見たほうがきれいだと思って」
 素直に認めよう。
 ここにいない人と見たかった。たとえ景色に見向きもせず話に夢中になったとしても。
 一緒に見たかったわ。


――終。

稿了 平成十六年四月四日日曜日


こんなふうに小説を書きたくなったり。↑は今年の桜ネタではありません。別に用意してあります(まだ書き途中)。タイトルは気にしないでください。なんも思いつかなかっただけです。(^^;) つかこれがタイトルって嫌だなあ。<自分でつけときながら

すれやずの世界に桜があるかどうかわからなかったので、ぼかして書きました。てーことで原作設定。カップリングは……アメリナ?(笑)(違)(ガウアメ、としておこう) リナの想い人はご自由にご想像して下さいまし。人外でもオッケーですし人間でもオッケーです(笑)。……てゆか……すれやずの男性陣って人間より人外の方が多い……?(名もなき兵士などを除く) 獣人、魔族、合成獣、竜族その他。どれが誰とは言わんが(笑)。獣人って合成獣と同意?

状況もご想像にお任せ。第一部時でも原作終了後でもどうとでも。ラストの文をどういう意味に捉えるのかでいろいろ変わってきますね。ほんとーはレゾリナ(例の現代パラレル長編ネタ)(シリーズ名決めねばいい加減不便でしょーがない)で書こうとしたんですが、こうなりました。結果的には良かったかな? レゾリナはまたの機会に。ミルリナで桜ネタも書きたい。浮気性。

風花は某漫画より。いつか桜ネタで使いたいと思ってました。と思っていたことすら忘れていました(オイ)。ここで使うとは予想外。(書いたのはお前じゃ!)

なーんも考えていなくても、勢いもネタも無くてゼロからでも(小説を)書けるときは書けるんですねえ。書けないときは書けないのに。好不調の波が激しい。てゆか気分に左右されるのはどうにかしたいです。

どっかでフォロー入れたかったんですが入れられなかったのでここで突っ込んどく。リナも姫も相手に不服があったっつー訳じゃないです。そんな険悪な二人はイヤだ(笑)。



BGM無し。
 



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 廻れ廻れ独楽のように  
 止まった時が命尽きる時  
 廻れ舞えよ自動人形 
 踊り疲れて止まるその日まで