◆KALEIDOSCOPE◆ |
◆Written by Sumiha◆ | |
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いつでもあなたを求めてやまない。 | 2004年02月22日(日) |
叫んでも叫んでも届かない。 どこに行ってしまったの。 なにを見ていたの。 近くにあると信じて疑わなかった、お互いの心は。 遠すぎて間に横たわる距離さえ測れずにいるわ。 アメリナでも雪野さんの心情でも。前者のつもりで書いたんですがどちらでもOKかと。アメリナの場合説明が必要かと思われますが、不親切な私は書きません。(ケンカ売ってますか?)(いいえ滅相も御座いません) ◇雑談 「flame」の裏話は次回(か次々回)に。「flame 2」のネタバラシも必然的に含んでしまうので念の為。何故次回と断言できないかと言えばそろそろ検索語レポートの時期なのです。また何も検索されてない気もしますが。 ミルリナを書きたいーアメリナも書きたいー!(じたばたじたばた) ヴァルリナもゼルリナも。ここで書いちゃおうかね(待たんかい)。ああう。早くジャンク作らねば。つか作ったらジャンクばかりの更新になりそうで激しくイヤン。あ、ミルリナはジャンク行きにはならないです。私が書きたいミルリナはあの現代パラレルですので(笑)。つかなー。あれは話が進むごとに本当にミルリナなのかと小一時間。「flame 2」を書き上げた影響で(+久々ハマり直し)ルークリナを書きたくなってますよ(ミルリナやアメリナ他はどうした)。ガウミリも(オイ)。 メーラーのFAQ(よくある質問とその答。Q&Aではない。ましてやF&Qでもない)を読み知ったこと。(いつぞやにぼやきましたが)メールを書いている最中たまに出る不具合は、メーラーのせいではなくM$-IMEのせいらしい。……。思えば数々の強制終了の原因の半分(以上)はM$-IMEだ。AT○Kに変えるぞコノヤロウ。 自他共に認める(ダメじゃん)ヘタレな私が一日に二匹の蚊を撃退しました(近くの側溝のおかげで(←せいで、と書かないのは毒です)蚊が一年中大量大発生しているのです)。せめて秋〜冬は活動を休止していてほしいのですが。毎年叶わぬ願いですよ。ギリギリ。 結局ドラマガ買ってないんですがもう本屋さんに置いてないか。まいっか(失格)。 タイトルは適当に。冒頭のアメリナだかなんだかに関係があるような無いような。関係があるように見せかけて無かったり。無いってことで(適当だな)(そんなことは)。 昨日載せたフィブリナはもっと小悪魔な感じを出したかったです。修正しようにもどこを変えたら良いのやら。リナを振り回す(リナのペースを乱す)フィブを書きたいんですが。うーん難しい。ほんとは「スターゲイザー」のイメージでゼルリナ書くはずだったのに何故フィブリナを書いていたのだろう。 朝から風が凄いです。春一番かっつーほどの暴風です。もう春一番は吹きましたが(だからな)。風が強いせいで私の服(外に干していた洗濯物)が落ちました。二回も。洗い直さず着れと某に言われたんですがどうすれば(洗え)。 半日の内に三つも小説を書き上げて放心状態です。あー……。…………。 ◆諧謔曲(スケルツォ)・1 図らずも二人きりだ。いま言わないでいつ言う。 「わたし、ガウリイさんが好きです」 目を丸めたあと。彼も自分と同じ笑みを浮かべた。 否、同じではない。 なんかもー眩しすぎて直視できないほど鮮やかな笑みだった。それはもう鮮やかな。鮮やかな……。 「ん? おお。オレもアメリアが好きだぞ」 鮮やかな滑りっぷりだ。 落胆と想いが伝わらない悲しさを胸の裡で押し殺す。 違うのに。 仲間に対する好き、じゃなくて。異性として好きだという意味なのに。 嫌われていなくて良かった。という安堵はあるにしても。そこから一歩先へ進みたい。そのためには仲間と同じ好き、ではダメなのだ。好きは好きでも意味が違う。違うのに。たぶん彼はわかっていない。 ちがうのに――――。 --------- 「違うのにィィィっ」 「あーもーうるさいわねッ」 部屋に入ってくるなり叫んだアメリアをつい怒鳴りつけてしまった。 何が起きたのか容易に想像できた。難しくはない。なんせ相手はあのガウリイなんである。……焚き付けのあたしだし。 いやだってほら、悩むより行動に移したほうが早いし。直球で言わなければ通じない。と思っていたのが甘かったようだ。直球すぎて伝わらないなんてもう鈍感の域を越えている。わざとやっているのではあるまいな。 「って言うか」 アメリアがぐりん、といきなりこちらを見た。つかつか近寄ってくるなり、ぐわしっとあたしに抱き付く。 「なんであなたがこんなところにいるんですか」 不機嫌極まりない声だ。行先はゼルである。ついでに言うとここはあたしの部屋である。 なんでゼルと二人でいるのか――いたのかと言えば、暇潰しにチェスの相手をしてもらっていたのだ。宿のおばちゃんに貸してもらって。アメリアにはあたしが答えたところで綺麗さっぱり無視するから言わない。 なにかというとゼルを敵視する。その割にこっそり彼に治癒を教えているのだから……実は仲良しなのか? 「わたしはリナに相談してるんですから」 出てけとしっしっと手を振った。虫か犬並の扱いだ。 「別にいーじゃないの。んなことよりいい加減離してほしいんだけど」 険悪な雰囲気になる前に先手を打った。彼らの口論に付き合いたくない。 無理やり彼女の腕をほどく。ボーンを動かし(あたしの番だったのだ)、ちょっと待っててねとゼルに断りを入れる。アメリアをベッドに座らせ、いままで座っていた椅子に逆向きに座った。椅子の背を抱き締めるように腕をまわす。 「まあ……大体想像つくけど……今日はなんて言われたの?」 実を言えば初めてではない。最初――はいつだったか忘れたが、なにかとこうして彼女の相談に乗っていた。 遠回しなアプローチが通じないならいっそはっきり言いなさいと言ったのが夕食前だ。アメリアが決意を固めたところで男二人が下りてきてお開きになった。食べ終わったあとは知らない。邪魔にならないよう一足先に失礼して部屋に上がったから。 「あっさりすっぱりオレも好きだぞって返されたわ」 手持ち無沙汰なのか。枕を抱きしめている。唇をとがらせて、まるで拗ねた子供だ。 オレも好きだぞ、ねえ……。 ひょっとして同じ意味で返してるんじゃないの? 受け取る側がそう捉えないのも承知の上で。 こうまで期待外れの言動をされると狙っているのかと疑わずにいられない。 ちらりとゼルを見遣る。素知らぬ顔で自分のキングを突付いていた。助言は望めそうにない。まあ彼が口を出しても、アメリアに無視されるか噛みつかれるかのどちらかだ。無言が一番賢い選択と言える。 一日中引っ付かせても、それとなく恋愛方面に話題を持っていっても、さらりとかわされる、か。ふむ。 「逃げられるなら逃げられないようにすればいいのよね」 ぽつりと呟いた。 しっかり捕まえればガウリイだってわざとにしろそうでないにしろ、いい加減ハッキリした答を返すはずだ。 意味がわからないと眼差しで訴えるアメリアにぴっと指を突きつける。 「襲っちゃえば?」 にんまり笑ってアメリアを差した人差し指をくるくる回転させ空中に円を描く。 「実力行使に出ればガウリイだって好きの意味を理解できるでしょ」 なーんて。冗談だけど。 第一アメリアが承諾しないだろう。言ってもわからないなら体で、なんて。いくらなんでも短絡的だ。なに言ってるのよと一蹴されるのがオチだ。 ンじゃどうしましょうか。 告白が失敗なら、ちゃんと女として好きだと言うほかにないか。 「……そうね。いいかもしれないわ」 ほーらダメだっ……。 「え?」 今なんて……オッケーしたように聞こえたんだけど……。 アメリアは呆然とするあたしをよそに枕をもとの場所に戻した。 「そうと決まれば行動あるのみっ!」 すっくと立ち上がるなり胸の位置で両手を握る。ファイティングポーズに見えなくもない。 戦いに行く気か? ガウリイ、無事に済むといいけど。 微妙にアメリアから視線を外し現実逃避を図る。 「アドバイスありがと。上手くいったら報告に来るわね。その時には邪魔しないで下さいね、ゼルガディスさん」 上手くいかなくても来るんでしょーが。それにゼルがいつ邪魔をしたんだ、いつ。一回も一言も話していないばかりか、ほとんど動いてさえいないというのに。 などのツッコミを入れる間もなく。アメリアは颯爽と身を翻し去って行った。 ……えーっと……。 ぎきぎぎぎぎぃっという軋んだ音を立てながら首を曲げゼルを視界に入れる。 「――あたしマズイこと言っちゃったかな……」 ゼルは答えてくれなかった。 ――終わっとけ。 稿了 平成十六年二月二十一日土曜日 改稿 平成十六年二月二十二日日曜日 タイトルは手もとの資料を漁って出てきたのをつけました。ほかに良いタイトルを見つけたら変えます。恐らくきっとたぶん忘れなければ。1ってことは続くのですか?(訊くな) なんも考えてませんです。これを書いて満足してしまったので、その後の姫がどうしたのか、リナとゼルのチェスの行方などはご想像にお任せ(=私は書きません)(オイ)。これが本当の書き逃げ(責任取れ)。補足:館主只今の旬に書いたガウアメリナゼルの話がこれです。ここで書き散らしてどーする。 ウチの姫は原作版でもゼルに敬語を使います(棘とか皮肉とか嫌味とか詰めこんでいても敬語は敬語だ)(慇懃無礼とはまたちょっと違う。それはどっちかと言えば獣神官や赤法師の分野です)(↑は原作がベースなのですこれでも)。私がタメ語で書くとカコイー姫にならず妙な違和感があるからなのですが。男前な姫を書きたい(どっか間違ってませんかそれは)。つーか。言葉遣いの問題ではないのかもしれないといま思った(遅)。 最後に己へのツッコミを。五日かけてこれしか書けないってのはどうなんですか住刃さん。しくしく。テンポ悪い笑えない落ちてない。やっぱギャグは向いてない。 脳内BGM:きいてーほしいーうたがーあるよー♪ | ||
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