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2004年01月21日(水)
代理母出産

高田・向井夫妻の話。
会見などもして、マスコミを賑わせている。

・・・とそれに合わせて、いろいろなご意見も。

世間の反応は、まぁテレビを見ていればわかる。
それだけで無いだろうけど

意外だったのが、不妊治療者からの反応。
私はたまたま運営管理に携わっている不妊サイトがあるのだが、そこでの書き込みに私としては思ってもみないものがあった。

要約すると、

金にモノを言わせた国内では非合法な方法で子供を授かり、それをマスコミ等で公言し、今度は自分の産んだ子として出生届を出す、わがままなやりよう

ってな感じ。
ちょっと違うかな。

高田・向井夫妻が有名人でお金持ちだからやれた事であり、それをマスコミに出て見せびらかすな・・・という内容もあった。
マジメに国内で治療をしている自分達が、みじめだ・・とも。

私、そんな風に考えた事、1度もなかった。

そもそも不妊治療なんて、やりたい人がやりたいだけやればいいもの。
やりたけりゃ借金してでも、やればいいじゃん。

なんで海外で治療して成功した事が、こんなに悔しいのかなぁ。
高田・向井夫妻の事を、お金持ちな恵まれた夫婦として妬まなきゃいけないんだ?

んな事言ったら、不妊治療なんてのほほんとやっていられる私の事を、妬む人だって世の中にはいるんじゃないか?


ちょっと前まで、臓器移植は海外へ行かないと受けられなかった。
今でも子供の臓器移植は、国内でできない。

お金のある人は、海外へ行ってまさに自分のを他人の死から購入していたのだ。
お金が無い人は、臓器移植をすれば生きられる道があるとわかりながら、そのまま一生を閉じた人もいただろう。

生きるか死ぬかですら、お金のある無しで違ってきていたのだ。
亡くなった人達は、みな、お金があって臓器移植のできた人を妬んでいたのだろうか?


高田・向井夫妻が、テレビ等に出すぎなのも嫌がられる一つなのだろう。

私なども
そんなにおおっぴらにしちゃって、これから子育て大丈夫?
と心配にはなってしまう。

しかし世の中には、治療で授かった事を世間にばれない様に、ひっそり暮らしている夫婦もいるし、治療中だというその事すら誰にも告げられないで居る夫婦も多い。
いろいろな段階の治療があるとはいえ、治療をそのものを認めない・異常な事だと考える「世間の目」が近くにある事を知っているから。

高田・向井夫妻は、そうやって隠れて生活しなくても良い世の中に変えていく、布石になろうとしてくれているのではないだろうか?

妊娠・出産よりも、これからの育児の方が大変な事が多いのではないかと思う。
暖かく見守って行きたいと思う。