17番の日記...17番

 

 

フジロック・1 - 2003年07月27日(日)

25日にテストが終わった。この日は大きな喜びが2つある日だった。1つは前期試験が終了するということ。そして、2つ目は「FUJI ROCK FESTIVAL 03」が今日から始まるということだ。

・1日目(25日)

テストが10時半に終わり、即行飯田橋駅に向かった。そこでフジロックに一緒に行く兄と合流。総武線に乗り東京駅に向かった。東京駅で越後湯沢行の新幹線「とき」に乗り、いざ新潟へ。

越後湯沢に着いたら雨。フジロックの会場はオール野外なので雨だけは降らないでほしいと願っていたが、願いは届かなかった。越後湯沢でけんちんうどん(大盛)を食べて、会場となる苗場スキー場に向かうバスに乗り込んだ。

苗場スキー場に到着。昨日、前夜祭があったため、すでに会場には人が溢れている。まずは、寝床を確保するためにテントをはりにキャンプ場に向かった。

フジロックのテーマの一つに「自然との共存」というのがある。そもそもフジロックの会場は富士山が最初だった。名前の由来はそこから来ている。しかし、詳しい事情は分からないが環境問題が生じてしまい、以後富士山開催は断念。その後東京開催があったが、テーマである「自然との共存」が果たせず会場を再考することとなる。そこで、様々な条件にマッチした場所が新潟の苗場になったわけである。苗場開催は今年で五度目となる。

僕自身、初のテント経験だ。寝袋も昨日友人から借りてバッチリ。無事にテントを組み立て、いざ、フェスティバル会場へ!!

会場は全部で5つある。メインステージである「GREEN STAGE」、そのとなりにある「RED MARQUEE」、そして離れたところに「WHITE STAGE」、「ORANGE COURT」、「FIELD OF HEAVEN」。この5つのステージで熱いライブが展開される。「RED MARQUEE」と「FIELD OF HEAVEN」の間が一番離れているのだが、歩いて40分という距離。すごい広さだ。

最初に向かったのはよりによって一番遠い「FIELD OF HEAVEN」。そこでUAを見た。僕は女優としてのUAには興味があったが歌手としてのUAにはあまり興味がなかった。しかし、実際生で聞いてみるとなかなか良かった。小雨が降っていたのだが、それがいい感じの演出を生み出しUAの良さを引き立てているように感じた。

「GREEN STAGE」に移動し、THE MUSIC、MACY GRAYを見た。やはりメイン会場の盛り上がりはすごい。今日のメインであるUnderwarldでは一体どんな盛り上がりをみせるんだろう、なんて思ったりした。

21時半。「GREEN STAGE」で本日のメインUnderwarldが登場した。

ここで少しUnderwarldの解説をしとこう。カール・ハント、リック・スミス、ダレン・エマーソンの3人組として1993年にアルバムデビュー。彼らが本格的にブレイクしたのは、映画「トレインスポティング」にフィーチャーされた「BORN SLIPPY」のヒットからだが、以降、急激なスピードでシーンのトップへと駆け上がった。同じUKのケミカル・ブラザーズらとともに、日本でも高い人気を誇るダンス・アクトである。

一曲目はソニーのCMでおなじみのTWO MONTHS OFF。サンバのリズムがなんとも心地よく、会場全体が開放感と躍動感に満ち溢れた。その後も続々とエキサイティングなステージが続く。Underwarldのライブの魅力としてよく言われるのがインプロブィゼーション的要因がある。彼らは殆どリハーサルすることがなく、その場の状況に合わせてステージを進行していく。即効性をもたせることによって聴きなれた楽曲もリミックス作品の如く新鮮に体感できる。彼らはステージ上で曲をリミックスし、別バージョンを作り上げているのである。

そして、ラストはBORN SLIPPY。会場の盛り上がりが頂点に達した。ステージ上からレーザービームのような光線が流れ、曲とこの上ないコラボレーションを披露。最高の一言。

1日中、歩きっぱなしで疲れていたが、Underwarldでそんな疲れなんて吹っ飛んだ。

24時。余韻に浸りながら、寝袋に潜った。








 


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