九番目の打者 - 2003年06月19日(木) 阪神の勢いが止まらない。今日の阪神の先発はムーア。ムーアはピッチングだけでなく、バッテリングでも貢献している。この事は僕にとって非常にうれしい事である。 パ・リーグではすっかり定着しているDH制。この制度に対して、賛否両論あるが、僕は賛成である。投手はピッチングに専念できるし、攻撃力が増す。 しかし、セ・リーグでは導入されていない。パ・リーグとの差別化を図ったものだと思うが、僕は導入したほうが絶対に面白くなると思う。 セ・リーグの試合を見ていて、腹が立つ場面がある。例えば、2アウトランナー無しの場面で打者は9番の投手という場面。打者はバッターボックスの端に立ち全く打ち気のない構えを見せる。相手投手が投げる球を見極めようとせず、来る球全てに当たり前のように空振りし、自ら三振しようとする。「早くこの打席を終わらせて、次の回のピッチングの準備をしたい」。この心情をモロに露呈した光景である。 僕がプロに求めているのは、プロの技術、そして一生懸命にプレーする姿である。まして球場に足を運んでいる観客は入場料を払って見に来ているのである。そのようなプレーが許されるわけがない。 球界では、そのようなプレーが暗黙の了解となっているのだろう。しかし、プロである以上、観客の前では一生懸命なプレーを見せて欲しい。 今日の阪神先発のムーア。右中間を破る二塁打を放っていた。「九番目の打者」として打席に立っていた。 セ・リーグの投手が皆、「九番目の打者」として打席に立ってくれれば僕のような不満を言う人間は出てこないと思うのだが。 -
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