「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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おやつ好き?ワタシはおやつ、食べないヒト。 だが、やつらは、おやつ大好き。
保育園から帰ってきたやつらは、がっついている。 ちゃんと手の甲には、「お弁当全部食べました」のご褒美ハンコが押してある。 それなのに、 「先生さようなら!」 くるっ! 「おかーちゃん!今日のおやつなにー!」 ”ごはんがすすむくん”のようだ。
きょうは、モックンのお友達のハー君が遊びにきた。 ハー君は、前に一度うちにきたとき、 たまたま、大騒ぎしながらホットケーキを焼いていたのが、 かなーり、衝撃的だったらしく、 「お、おばちゃん。今日のおやつもホットケーキ?」 と、目をキラキラさせながらおっしゃった。 このキラキラを見過ごすわけには行かないので、 用意していたダンゴは明日にまわすことにした。
「手伝ってー。」 と声をかける。 こういう時、一番にすっ飛んでくるのは、ミー。 手伝うというか、仕切るのだ。 まずは、ホットプレートをテーブルに用意する。 「ミーがするわっ!」 コンセントにプラグを差し込んで、鼻の穴を膨らまして、 「つぎはっ!」 ホットケーキの生地を作る。 「ああっ!ミーがタマゴ割る!」 「まぜるわ!」 やらせとこう。たとえ、それで生地が半分になっても。
その間に、生クリームをホイップしよう。 ボールに生クリームと砂糖を入れて、 ハンドミキサーのコンセントを指したとたんに、 「ミーがするわっ!」 うう。 「いっイチゴ!ミーはイチゴ当番!」 「いちご??」 「そう!イチゴのヘタとって!」 「うん!へたはとらな!」 洗ったイチゴとボールとヘタとりようのスプーンを渡して追い払う。 やつにハンドミキサーを渡したら、 いつになったらホイップできるかわからん。 味見してる方が長いんだもん!
ホットプレートがいい感じになってきたので 子供たちの目の前で生地をまあるく流しいれる。 ここからはモックンの出番。 「ボクがひっくり返すわ!」 ハー君はただただキラキラである。
「こぐまちゃんのほっとけーき」という絵本で、 こぐまちゃんがホットケーキをひっくり返すタイミングを、 「ぷつぷつ」「やけたかな」「まあだまだ」で、そのつぎに「しゅっ」「ぺたん」と教えてくれたので、 モックンもフライ返しを構えて、「ぷつぷつ」を待つ。
きた。表面に穴があいてきた。 「ぷつぷつ!おかーちゃん!ええかんじ!」 「うん、ええかんじ。」 「おし!、『しゅっ』『ぺたん』!!」 ちゃんと絵本どおりにいうとこがおかしい。
焼きあがったホットケーキを、みんなのお皿に配るとこまでがモックンの当番。
ホイップクリームを絞りだし袋に入れて、ハー君から順番に回す。 キラキラのハー君は、遠慮して真ん中にちょっと絞った。 ミーは、ハー君のを見て真ん中にこんもりと絞った。 モックンは、にかにかしながら、 ホットケーキが見えないくらい真っ白に絞った。 マルは、「にゅううううううううっ!!」と掛け声も勇ましく、 絞りだし袋が空になるほど絞った。
「しまった」顔のハー君に残りのクリームを絞ってやって、 それぞれが3個ずつイチゴを飾って、 「いただきまーす」
おやつ、楽しみにするはずでしょ?
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