「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2000年12月13日(水) おやつ!

おやつ好き?ワタシはおやつ、食べないヒト。
だが、やつらは、おやつ大好き。

保育園から帰ってきたやつらは、がっついている。
ちゃんと手の甲には、「お弁当全部食べました」のご褒美ハンコが押してある。
それなのに、
「先生さようなら!」
くるっ!
「おかーちゃん!今日のおやつなにー!」
”ごはんがすすむくん”のようだ。

きょうは、モックンのお友達のハー君が遊びにきた。
ハー君は、前に一度うちにきたとき、
たまたま、大騒ぎしながらホットケーキを焼いていたのが、
かなーり、衝撃的だったらしく、
「お、おばちゃん。今日のおやつもホットケーキ?」
と、目をキラキラさせながらおっしゃった。
このキラキラを見過ごすわけには行かないので、
用意していたダンゴは明日にまわすことにした。

「手伝ってー。」
と声をかける。
こういう時、一番にすっ飛んでくるのは、ミー。
手伝うというか、仕切るのだ。
まずは、ホットプレートをテーブルに用意する。
「ミーがするわっ!」
コンセントにプラグを差し込んで、鼻の穴を膨らまして、
「つぎはっ!」
ホットケーキの生地を作る。
「ああっ!ミーがタマゴ割る!」
「まぜるわ!」
やらせとこう。たとえ、それで生地が半分になっても。

その間に、生クリームをホイップしよう。
ボールに生クリームと砂糖を入れて、
ハンドミキサーのコンセントを指したとたんに、
「ミーがするわっ!」
うう。
「いっイチゴ!ミーはイチゴ当番!」
「いちご??」
「そう!イチゴのヘタとって!」
「うん!へたはとらな!」
洗ったイチゴとボールとヘタとりようのスプーンを渡して追い払う。
やつにハンドミキサーを渡したら、
いつになったらホイップできるかわからん。
味見してる方が長いんだもん!

ホットプレートがいい感じになってきたので
子供たちの目の前で生地をまあるく流しいれる。
ここからはモックンの出番。
「ボクがひっくり返すわ!」
ハー君はただただキラキラである。

「こぐまちゃんのほっとけーき」という絵本で、
こぐまちゃんがホットケーキをひっくり返すタイミングを、
「ぷつぷつ」「やけたかな」「まあだまだ」で、そのつぎに「しゅっ」「ぺたん」と教えてくれたので、
モックンもフライ返しを構えて、「ぷつぷつ」を待つ。

きた。表面に穴があいてきた。
「ぷつぷつ!おかーちゃん!ええかんじ!」
「うん、ええかんじ。」
「おし!、『しゅっ』『ぺたん』!!」
ちゃんと絵本どおりにいうとこがおかしい。

焼きあがったホットケーキを、みんなのお皿に配るとこまでがモックンの当番。

ホイップクリームを絞りだし袋に入れて、ハー君から順番に回す。
キラキラのハー君は、遠慮して真ん中にちょっと絞った。
ミーは、ハー君のを見て真ん中にこんもりと絞った。
モックンは、にかにかしながら、
ホットケーキが見えないくらい真っ白に絞った。
マルは、「にゅううううううううっ!!」と掛け声も勇ましく、
絞りだし袋が空になるほど絞った。

「しまった」顔のハー君に残りのクリームを絞ってやって、
それぞれが3個ずつイチゴを飾って、
「いただきまーす」

おやつ、楽しみにするはずでしょ?


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