「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2000年12月09日(土) 本が好き!

昨日、ハリーポッターを、朝から読み始めて、
途中何度も中断しながら、
お昼寝中にスパートがかかり読み終えてしまった。
長い本だったけど、「物語」だからはやい、はやい。
クィディッチの試合は面白そうだよなぁ。
私もシーカーになりたいなぁ。
ハーマイオニーみたいに、
マグルの突然変異で私も魔女になれんかなぁ。
本読むのは面白いや。

おんなじようにモックンが本の好きなコ。
私は、ものぐさかーさんなので、
このひとに「お勉強」を教えたことはない。

今は早期教育あたりまえのご時世なので、
周りはみんな「しまじろう」をとっていたけど、
「あれは、ゴミ。」と思うタチの悪い母は、
「絵本はゴミにならないから」と、
子供をダシに、自分のお気に入りの絵本を買って、
毎日、毎日、多いときには20冊ぐらい読んで聞かせた。

そのおかげか、モックンは4歳になったすぐから、自分で本を読み始めた。
はじめは、声を出して。
そのうち、口をとがらして、黙り込んで。
今は、本を読んでる最中に話し掛けても、返事が返ってこない。


今日、モックンが選んだ本は「ドリトル先生、アフリカへ行く」。
この本は、私のお気に入り。
これと「シートン動物記」のおかげで、私は動物園で働きたかった。
(今、うちが動物園化しているが。)

図書館で、「ちょっと、モックンには早いかなぁ」と思ったけど、
「まいっか、私が読もうっと」と借りてきた本だ。
一緒に借りてきた「ロッタちゃんのひっこし」はとっくに読んでしまって、
ぼくも屋根裏部屋に住みたいーといっていた。
でもなぁ、字もちっちゃいし、長い話だぞ、これ。

いつものようにソファの上にあぐらを書いて、読み始めた。
しばらくして、
「おかーちゃーん、猫肉屋って、なに?」
お。読んではるわ、このヒト。
「猫肉屋のマシュー?もう少し読んだら、わかるよー。」
台所の片づけを終えて、コーヒーを淹れながら、聞いてみる。
「モックーン、いまどのへん?」
「んー、サルの国ー。」
はやっ!

1時間たってもモックンが本から離れない。
はまったな。
すごいなぁ、私、この本初めて読んだの、2年生の時だったよー。

「おかーちゃん、一角獣って何?」
「んー。ユニコーンってわかる?」
「ああ!デジモンの!」
「デジモン・・・。」
「ほんまにおるの?」
「おるかもしれへん。おかーちゃんまだ見たことない。」
「ふーん。」
「どこに出てくるの?一角獣。」
「オシツオサレツのとこ。」
どれどれ、ほほう、オシツオサレツは一角獣の血が流れてんのかぁ。

ついでに、どのくらいの速さで1ページを読むのか隣りに座って観察してみる。
はやいー。
でも、流してるふうでもないー。
こりゃあ、ひげ長男より読むの速いかも。(しゃれにならん。)

「おかーちゃん、黒い王子しっとる?」
「なんやったっけ。バンポ王子?」
「そうそう!白なったよ!顔だけ!」
「わはははは!」
顔の輪郭を手でなぞって、
「こんだけ!」
ちゃんと読んでるわ。そうよ、洗面器につけたとこだけよね。

モックンは、3時間足らずで読み終えてしまった。
そして大変満足げに、教えてくれた。
「おかーちゃん、チーチーは、サル語で、『元気』!」


ハリーポッター、貸したろかな。
読むかもしれん。こいつなら。


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